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初めての夜
R18 が含まれています。
部屋の前には侍女が待っていた。
「ご心配おかけしてごめんない。この通り私は無事なのでその事を皆さんにお伝えしてくれるかしら?
それとご心配お掛けしましたとも伝えて。」
真ん中にいた侍女長が
「はい、お伝えします。
王妃様ご無事で何よりです。」
侍女長は手を叩いて侍女たちに向かって
「さぁ、伝言を伝えに行きますよ。」
侍女長は再びこちらに向きなおして
「それでは失礼します。」
そう言って綺麗に礼をしてから
伝言を伝えに次々と侍女達が礼をしてから散らばっていった。
シリウス王子の部屋にはいると
私の寝室着等がお風呂場に置かれていた。
どうして!?シリウス王子の所へ行くことを侍女達は知っていたってこと!!
だから部屋の前に皆居たってことなの!?
「エクレシア大丈夫?顔が真っ青だけど…。」
「大丈夫です。」
「本当に?辛かったら言ってね。」
「……はい、分かりました」
「食事はとった?」
何でいきなり食事の話に?
「いいえ。とっていません。」
「それじゃあ食事を頼んでおくから
先にお風呂に入っておいで」
「それではお言葉に甘えて、
先に失礼させて貰います。」
お風呂に浸かると心地良い気分になって来た
その中で疑問が思い浮かんだ。
何で魔力回復にそこまで時間がかかってしまったか
それにいつもなら直ぐに回復する筈なのに10時間以上も寝ていたのに10分の1しか回復できていない。
魔力の流のせい?
集中して流を視たり感じたりしたけど…
異常は無いみたい。
シリウス王子に少し魔力を貰えばどうにかなる?
魔力を貰うには……確か…ディープキスが楽に受け取れるけど少ししか貰えないのが難点なんだよね…かといって………抱かれるのは恥ずかしいし、うぅどうしよう。このまま放置していたら一定ラインまで魔力量が減ってしまう。そこまで減ってしまうと魔力が暴走してしまうと民にも影響がいっていまう
……………こうなったら抱いて貰うしかない!!
お風呂を出ると机の上に軽く食事がとれるようなものが置かれていた。
シリウス王子は体を魔法で清めたみたい。
一人用の椅子に座ると向の椅子にシリウス王子が座った。
食事が終ると侍女が
ハーブティーとカモミールティーを持ってきた。
侍女が下がるのを見てからシリウス王子が
「いつも魔力回復に時間がかかるの?」
「いいえ。いつもなら全くかからないのに今回に限って魔力回復が遅れています。」
シリウス王子は一冊の本を取り出した
?何の本かしら?随分分厚そうだけど…
私の思いを分かったみたいに
「この本は医療の本だよ。もしかしたら乗ってるかもしれないしね。一時しのぎでも魔力を回復できる手だてがね。」
「………」
いざその時になったら言えないよね。
私を抱いてくださいなんて…。
カモミールティーを飲みながら透視魔法でその本の内容を見ると、最後の方に魔法の回復が一時的に出来る方法の所に私の知識と同じことが書かれていた
――嘘!?医療用部隊でも知らない。
とある1冊の本にだけ載っていた内容が何でこの本に載っているの!?
「エクレシア、一時的に魔力を回復できる方法を見つけたよ。けど…抱くことになる。
私は抱きたいと思ってる。だけどエクレシア、貴女は嫌だよね……」
そんなに寂しそうな顔をしないでよ~。
「………べ、別に嫌だとは思ってないです。」
シリウス王子の顔を見ると花が咲いたような顔をしていた。
「良かった。初めてだから痛かったら言って、出来る限り優しくするから。」
シリウス王子の『始めて』に驚いて硬直しているとお姫様だっこでベッドに運ばれた。
私は覚悟を決めシリウス王子に
「…明かりを消してください。恥ずかしいしです」
「分かった。でもカーテンは開けたままにして良いよね。顔が見えないと分からないしね」
コクンと頷いたのを見てシリウス王子は私の体に手を這わせながらキスをしてきた。
徐々にキスは深くなってきた。
「ふぁ――ん あっ」
「そんなに感じて貰えると嬉しいよ」
手が下の所に触れた
そして茂みをかき分けて指が入ってきた。
「少し濡れてるね。」
「いや…そんなこと言わないで。」
中を掻き回されていたら指を抜かれた。
「もう少し足を開けて。」
恥ずかしながらも少し足を開けると膝をたたされて
Mの形になった。
ツボの中にざらざらしたものが入ってきた。
「―――そ、そんなところを舐めないで…」
「とても甘いよ。」
「――はぁ――ん――あっ――」
「可愛いね。
私もそろそろ我慢の限界いれて良いよね?」
シリウス王子は自分の浴衣を脱ぎ
自分のものを入り口に当てた。
「入れるよ。痛かったら私の手を握って」
差し出された手を握った
少しずつ中に入ってきた。
「――ん大きい…はぁっ―」
「結構きついね」
さらに奥に入ってきた。
「痛い!!痛い!!痛い!!あっ!!」
「もう少しでつくから。」
「はぁはぁはぁ…」
「痛みが消えるまで動かないから安心して」
痛みが無くたったのを見計らって
中のを動かし始めた。
「ふぅ――あっ―」
「気持ちが良いのかな」
こっこんな感覚知らない…
もっと欲しい なんてはしたない。
流されてしまいたい。
でもそれが怖い。
「もっと、奥を…ついて。」
今まで抜き差しをしていたのが止まり
さらに奥を突いてきた。
「あっ――もう イク――」
「私も―限界中で出すよ。」
さらにスピードを上げて一番良いところを突かれた
瞬間イッタ
「あっ――――――――」
「っく――」
お腹の中に流れてきた
「あつい!!」
「ふぅ…」
シリウス王子は魔法で私も清めた
いつの間にか寝ていたらしく
起きたら朝だった。
もう朝?ここはどこかしら
温もりを感じて後ろを向くと
シリウス王子が寝ていた。
「――――――」
悲鳴をあげそうになった
そっか…夜、魔力回復を一時的にするからって抱かれたんだった。
2人とも裸のままで寝ていたことに気づき
急いでお風呂に向い昨日着ていた服を着て寝室に戻るとシリウス王子も起きて着替えを済ましていた。
「……魔力回復のために…抱いてくださりありがとうございました。」
恥ずかしながらもお礼を言うと
「これからも抱きたいって思ってるから、今夜も来てくれるかなぁ?」
「……は…い。」
暴走する前に助けてもらえたのだから
断れないわね。魔力を貰ったのだから。
「それと、朝食はダイニングルームでとるからきてその後医師が来るから見てもらうから。」
「はい、分かりました。」
「その敬語そろそろ止めない?王子も要らない
シリウスと呼んで。夫婦になるのだから。」
「わかりまし、分かったよシリウス……王子」
「徐々に馴れていけば良いよ。」
シリウスに奥ってもらい城内にある私の部屋に戻ると暫くして侍女が支度の手伝いをしに来た。
支度ができると侍女達は下がり入れ違いにシリウスが迎えに来た。
今までシリウスと食事をとったことがないので好奇な目で廊下を歩く侍女達に見られていた。
食事が終わり診察室にシリウスと行くと
年老いの男性が立ち上がり恭しく礼をとってから
「王妃様、魔力回復が遅くなったとお聞きしましたそれはいつからでしょうか?」
私たちは近くの椅子に座ってから
「昨日が初めてです。」
「お手を拝借しても宜しいですか?」
「はい、構いません。」
左手を差し出すとその老師の手から魔力が流れてきた。目をつむり要らない所へ魔力が流れるのを防ぐと老師が
「2人の人の魔力として使っていますね。
両方の魔力回復を同時に行ったために突然変異を起こしてしまったのでしょう。」
シリウスと私は顔を見合わせた。シリウスが
「どうすれば元に戻りますか?」
「王太子殿下が王妃様を抱かれたのは正解です。
そうしなければ魔力が暴走してこの国を砂漠化にしていたでしょうから。定期的に魔力を貰い強力な魔法を発動しない限りは2・3週間でなおると思いますその事を守らないといつ爆発してもおかしくない状況です。」
「ありがとうございました。」
「いえいえ、何のお力に慣れず申し訳ございません。それにしてもその魔力伝説の『エクササイズ様』にそっくりじゃな。」
そっと立ち上がり
部屋に戻った。
この時
『エクササイズ』として戦に出る時が近づいているとは思いもしなかった。
さぁ~魔力回復が戻っても
シリウス王子の快楽から逃れられるのか!?
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