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三反園訓氏が初当選

鹿児島県知事選で当選が確実になり、支援者から花束を受け取る三反園訓氏=鹿児島市で2016年7月10日午後8時33分、須賀川理撮影

元テレ朝コメンテーター 川内原発の一時停止を訴え

 任期満了に伴う鹿児島県知事選は10日投開票され、元テレビ朝日コメンテーターで新人の三反園訓(みたぞの・さとし)氏(58)が、4選を目指した現職の伊藤祐一郎氏(68)=いずれも無所属=を破り、初当選を決めた。三反園氏は熊本地震を考慮し九州電力川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)の一時停止・点検を訴えており、再稼働を容認してきた県の対応が変わる可能性もある。投票率は56・77%(前回43・85%)。

     三反園氏は公約で県庁内に「原子力問題検討委員会」を設置する方針も示している。選挙戦では「県民党」を掲げ、多選を批判し県政刷新を訴えた。民進、社民の支援や、出馬を取り下げた地元反原発派からも支持を得た。

     原発停止の必要はないとする伊藤氏は、財政再建などの実績をアピール。自民、公明の支援を受けて組織戦を繰り広げたが及ばなかった。鹿児島県知事選で現職が敗れるのは初めて。

     天候不良で、トカラ列島の鹿児島県十島(としま)村からの船による投票箱の回収が遅れた。このため、開票作業の終了時間もずれ込む見通し。【杣谷健太】

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