評価:★★★★ 4.0点
走って、殴って、叫んで、苦しんで、のた打ち回って、壊れて、崩れて、ぼろぼろになって、流されて、血を流して、逃げ場が無くて、やりきれなくて、蹴られて、罵声を浴びて、嘲笑されて、殺されそうになって、殺して、もがいて、助けて、助けて、助けて、たすたすたすたすたたたたたたたたたたすけて、誰か、誰か、どこか、誰か、神様、かみささささささま、なぜ、なぜ、なぜ、オレを、オレに、オレが、オレなんだ!!!!!!
何で、オレがこんなに苦しむんだ!
なぜ、オレがこんなに痛いんだ!
なぜ、オレがこんなに死にそうなんだ!
だれか、だれか、誰か、ダレカ、ダレ、ダダダダダダッダダレレレレカカカカカ、誰か答えろ!!!!!!!!!!!!!
よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜し、わかった、よ〜〜〜〜く、わかった、ぜ〜〜〜〜〜〜んぶ分かった。
オレは、地獄にいて、誰一人助けに来るものはいない。
だから生きてやる!!
クソったれの、この世界の思い通りになってたまるか!!!
生きて生きて生きて生きて生きて生きて、この世界を見返してやる。
すべての、世界から見放された者達に誓って、生きてやる!!!
オレのために泣く馬鹿な女に誓って、生きて、生きて、生きて、生きてヤる!!!!!
そんな金切り声が聞こえるような、この映画の主人公に心の底からエールを送ろう!
アフリカの少年兵や、北朝鮮の下水道に暮らす少年や、インドのスラムで臓器を売られる子供、そして放射能で死んだ牛、流された家族の絆、地震で喪われた命、そんな無垢な者達に降りかかるこの無慈悲な世界の悪意に対して、この少年は昂然と抗議の声を上げているのだから。
この映画はマンガ原作を基にしているが、3.11の震災を受け設定が変えられている。
ストーリー自体痛々しく悲痛な物語だが、その残酷な運命を吹き飛ばすような、「中坊」のなりふり構わない開き直り「パワー」に救われる思いがする。
第68回ヴェネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞をダブル受賞した「中坊」染谷将太と二階堂ふみがスゴイ。
二人ともオーディションで選ばれたというが、この鬼気迫る演技は鬼才・園子温監督がスパルタ演出で追い込んだ結果だったろう。
無限の未来は彼らの手に!!!!
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