晴れ晴れとした、夏の日曜の朝、ゆっくり目覚めてベランダに出て、背伸びをしてみると、ふと朝顔の鉢が置いてある。



鉢には娘の名札があり、どうやら夏休み中の水やり、観察の宿題らしい。

薄紫で白のリングの花が五輪ほど優しげに咲いている。

葉もつたも若々しい黄緑で夏の太陽が照りつけて、まぶしい。

つたは、添え木がわりの生命力にあふれ、プラスチック棒に絡みついている。

まさに娘が伸びていくのを優しく見守っていきくなる。

朝顔の名前の由来は、早朝に開花し、昼にはしぼんでしまう特徴から朝の美人の顔に喩えた「朝の容花」といわれる。

いつもさけ!さけ!と酔っぱらい、たちの悪い酔っぱらいとは違うが、夜からんで、朝伸びている。

こんな私は、眩しすぎる美人の朝顔を見つめることも恥ずかしく、鼻の下を伸ばすのが精一杯だ。



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