参院選は9日午後8時、18日間の選挙戦を打ち上げた。東京、大阪、名古屋の三大都市での各党の訴えをみる。
東京では安倍晋三首相(自民党総裁)が秋葉原駅前で「きょうの天気予報は雷雨だったが、皆さんの熱気が雷雨を吹き飛ばした」と演説をはじめ、アベノミクスの成果など政権の実績を訴えて締めくくった。秋葉原駅前は3年前の参院選でも選挙戦を締めくくり、勝利した場所でもある。麻生太郎副総理・財務相もかけつけた。
大阪では選挙遊説の一等地、なんばの大阪タカシマヤ前で、おおさか維新の会の松井一郎代表が「我々は大阪で、徹底した改革を進めて財源を生み出してきた。国でも改革をやっていこう」と強調した。
名古屋では民進党の岡田克也代表が、再開発が進む名駅前で「与党に三分の二の議席、自民党の単独過半数を許していいのか。ここで道を間違えたら、もう戻れないかもしれない。どうか力を貸してください」と訴えた。
参院選は10日投開票され、深夜には大勢が判明する。