がん拠点病院 医療上の安全確保を指定要件へ
全国どこでも質の高いがん医療を提供できるように地域ごとに指定されている、がん診療連携拠点病院について、厚生労働省は、群馬大学医学部附属病院などで死亡事故などが相次いだことから拠点病院の指定要件を見直し、医療上の安全が確保されなければ、指定を行わない方針を決めました。
厚生労働省は、地域によるがん医療の格差をなくし、全国どこでも質の高い医療を提供できるように、都道府県や地域ごとに、全国のおよそ400の医療機関をがん診療連携拠点病院に指定しています。
ところが、おととし、いずれも拠点病院になっている群馬大学医学部附属病院と東京女子医科大学病院、それに千葉県がんセンターで、患者の死亡事故などが相次いで発覚し、厚生労働省はそれぞれの指定を取り消すとともに再発防止策を検討してきました。
その結果、今の指定要件には医療上の安全確保についての規定がなく不十分だとして指定要件を見直し、安全が確保されなければ指定を行わない方針を決めました。
厚生労働省は今後、安全を管理する専従スタッフの配置や、外部監査の在り方など安全確保のための具体的な指定要件について、医師や患者団体の代表などで作る専門家会議で検討し、平成31年度から適用することにしています。
ところが、おととし、いずれも拠点病院になっている群馬大学医学部附属病院と東京女子医科大学病院、それに千葉県がんセンターで、患者の死亡事故などが相次いで発覚し、厚生労働省はそれぞれの指定を取り消すとともに再発防止策を検討してきました。
その結果、今の指定要件には医療上の安全確保についての規定がなく不十分だとして指定要件を見直し、安全が確保されなければ指定を行わない方針を決めました。
厚生労働省は今後、安全を管理する専従スタッフの配置や、外部監査の在り方など安全確保のための具体的な指定要件について、医師や患者団体の代表などで作る専門家会議で検討し、平成31年度から適用することにしています。