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バンド「猪苗代湖ズ」、益城で復興支援ライブ

「アイラブユ− ベイビー くまもと」と熱唱する箭内さん(右から2人目)ら=熊本県益城町で2016年7月9日午後4時4分、中里顕撮影

 福島県出身者でつくるバンド「猪苗代湖ズ」のメンバーらが9日、熊本地震の避難所になっている熊本県益城(ましき)町の町立広安西小で復興支援ライブを開いた。東日本大震災後、古里への応援歌として歌い続けている代表曲「I love you & I need you ふくしま」の歌詞を変えて「アイラブユー ベイビー くまもと」と熱唱し、被災者ら約200人は手拍子をしながら聴き入った。

     バンドは福島県各地で支援ライブを開いており、今回はその「出張イベント」として手弁当で開催。歌詞の「福島」を「熊本」に変えて「熊本が好き」「明日から何かが始まる」などと歌い上げた。

     メンバーでクリエーティブディレクターの箭内(やない)道彦さんは「先は長く苦しいが1人じゃない」と語りかけた。益城町のレストラン経営、花香竜也(はなか・たつや)さん(51)は「ストレートなメッセージが心に響いた。被災地同士の交流が進んでほしい」と話した。【中里顕】

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