Baseballプロ野球

こりゃ強いわけだよ。新設されたホークス「二軍施設」がスゴすぎる

2016.07.09

  • 古江美奈子●文・写真 text&photo by Furue Minako

 今季からファームの本拠地を『HAWKS ベースボールパーク筑後』に移した福岡ソフトバンクホークス。2つの球場に室内練習場、寮、クラブハウスを備えている。その施設は二軍・三軍専用とは思えないほど充実したもの。選手たちはこの新しい環境で、一軍への切符を勝ち取ろうと、日々、汗を流している。

HAWKSベースボールパーク筑後のメインスタジアム「タマホームスタジアム筑後」

 昨季までは福岡市内にある雁の巣(がんのす)球場を本拠地としていた。黒土のグラウンドで照り返しがきつい。選手たちは光る汗に土をつけ、真っ黒になりながら練習に明け暮れていた。

 その雁の巣よりも暑いのが筑後。一軍遠征に帯同せず、居残りで調整していた和田毅も「暑すぎる……」とぐったりした様子だった。だが、その暑さを言い訳にできないほどの充実した施設が、ここには揃っている。

 メイン球場の『タマホームスタジアム筑後(タマスタ筑後)』は、人工芝を使用した両翼100メートル、中堅122メートルでLEDナイター照明も完備。すでにナイターでの公式戦も行なわれた。ヤフオクドームとは異なる芝ながら、耐久性や衝撃吸収性に優れた人工芝を使用している。この季節は芝の緑と青空のコントラストが美しい。

 この人工芝での練習により、小川史二軍内野守備走塁コーチは守備力の向上を期待する。

「人工芝はイレギュラーの心配がない分、雑になりやすい。でも、ここの人工芝は打球が死ぬので、体が先に流れてエラーになることがある。土のグラウンドと基本は変わらない。いい練習になると思います」

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