スペイン牛追い祭り 日本人も2人けが

スペイン牛追い祭り 日本人も2人けが
k10010589191_201607100014_201607100015.mp4
スペイン北部で開かれている、牛に追いかけられながら街なかを駆け抜ける恒例の牛追い祭りで、参加していた日本人男性2人を含む34人が、牛に角で突かれるなどしてけがをしました。
牛追い祭りは16世紀から、スペイン北部のパンプローナで行われている伝統の祭りで、毎年世界各国から大勢の人たちが参加しています。
ことしの祭りは今月7日から始まり、3日目となった9日も、囲いに閉じ込められていた10頭余りの雄牛が一斉に放たれると、闘牛場までおよそ850メートルある狭い石畳の路地を一斉に走り出しました。
祭りでは、牛に触ったり、牛の前を走る人は勇気をたたえられることから、白いシャツに赤いスカーフという伝統的な服装の参加者たちは、挑発しながら牛の前を全速力で駆け抜けていました。
この祭りでは毎年、興奮した牛の角でけがをする人が後を絶ちませんが、主催者によりますと、ことしも3日目までに34人がけがをしたということです。このうち2人は、いずれも33歳の日本人男性で、切り傷を負って病院で手当てを受けたということですが、症状は重くないということです。