全自動洗濯機の点検と清掃(カビ、洗剤カスの汚れ落とし)

風呂水ポンプの清掃
 
 
 
 

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洗濯槽のカビはアトピーの一因らしい


5年前の東芝全自動洗濯機です。

内槽の清掃をしましょう

最近、洗濯物に黒い水垢の様な物が付着するようになったので、内槽の掃除をすることにしました。

 (年末大掃除)

 

 

 作業の準備

 

1.電源コンセントを抜きます。 

2.水道の蛇口をしめホースを外します。

3.風呂水給水継手を外します。

4.作業が出来る広い場所に移動します。

  このとき、アースをしていれば外します。

  排水ホースを踏んだりしないように・・・

5.工具の準備  

今回清掃で使用する工具類 

ドライバー(プラス)

 回転板のネジを緩め抜きますので大きめのほうが力を入れやすい

 

ボックスレンチ(Y型)サイズ10mm

 T型でも良い

 

針金又はゼムクリップ

 回転板を引っ掛け引抜きますので、写真のように曲げておく

 

ブラシ

 たわし、歯ブラシ、爪楊枝など汚れを落とせれば何でも可

パルセーター(回転板)の取り外し

回転板のネジをプラスドライバーで左回しに緩めます。

回転板が一緒に回りますのでクックッと一気に回すのがコツ。

ドライバーは小さいとネジの頭をつぶしてしまいますし、力も入れにくいです。

 

ネジを抜いたら回転板の穴2箇所に針金を差込み、真上に持ち上げればパルセーター(回転板)は取り外せます。

針金は先を少し折り曲げて回転板の穴に引っ掛けられるように工夫しておきます。

回転板のネジ

回転板のネジには滑り止めのワッシャーが付いています。

回しにくいはずです。でもこれが無いと洗濯中に回転板が外れちゃいます。

 

回転板を抜くのに写真のように針金の先を少し曲げたものを穴に差込み使いました。

回転板の裏はこんなに汚れてます

5年分のカビや汚れです。

 

 

ここで注意することは、ワッシャーが回転板の裏側にも1つ有りますので無くさないように注意して下さい。

写真では見にくいですが、中心の灰色の輪です。

(無ければ支柱側にはまったままかも・・・。)

回転板を外すと4本のボルトが見えます

見えない部分は汚れでいっぱいです。

何か、茶色のが見えます。

茶色の塊は錆びたボルトの頭です

ボックスレンチで対角になるように順番にボルトを緩めいきます。(ボルト頭サイズは10mm)

 

先ずは、抜かないでの順に緩めるだけ、4本共緩んだら次に順番にボルトを回し緩め抜き取ります。そうしないと他のネジが硬くなったり潰れたりします。

錆びたボルト

錆を落とそうと途中までしましたがどんどんネジが短くなってしまいましたのであきらめてホームセンターで同じサイズのボルト、ワッシャー、スプリングワッシャーを買い揃えました。

 

今回の分解で一番びっくりしました。

なんでメーカーは一番錆びる場所にステンレスのネジを使わないのか?

洗濯機が故障しないと再購入の需要が見込めないからでしょうか。この洗濯機は5年目です。家電の長期保障が5年なら丁度保障期間が終了する時期で、疑わざるを得ませんでした。

これで、もうあと5年間は心配無用です。

洗濯機の裏蓋を外します

上カバーを外さないと内槽を外に取り出せないので、ドライバーで洗濯機の裏側のネジを外します。

 

上カバーを外すときはくれぐれも引っ掛けの爪や、配線、ホースに注意しましょう。分解のつもりが、破壊になってしまいます。

ホースが見えます

上カバーを持ち上げてみて、邪魔なら一旦ホースを外しておきます。

配線、風呂水給水ポンプが見えます

配線、汚れ、亀裂などの確認

上蓋を90度起こし内槽のカバーを外します

内槽の上にカバーがあるので周辺の爪を慎重に外し、取り除くと左写真のように、内槽が上部にスポッと取り出すことが出来ます。 

わたしはひとりでしましたが、もうひとりに上蓋を支えてもらっておくと作業が順調にいきます。 

しかし、初回は簡単ではありません。ボルトがあの状態ですから、固着して内槽がビクともしません。他にネジがまだ残っているのではないかと思うくらいです。

そんなときは、軽くハンマーでネジの周りをこついたり内槽を手で揺らしたり回したりして下さい。

必ず外れます。 そして上に抜き取ります。

カバーの爪は折れやすいので注意

内槽の上に乗っていたカバーですが、くれぐれも分解や取り付け時にを折らないように注意して下さい。

 

年数が経ったプラスチックは、朽ちていてとても折れやすくなっています。折れてしまうと振動や騒音の原因となりますので、くれぐれも注意してください。

 

 

 

 

外槽の清掃も忘れずに。本当に汚いですね。

 

中心の金属部分には錆がこびり付いているのでしっかり錆を落とします。特に裏の見えない部分が重要です。

 

洗えば当然水が溜まりますので、排水ホースを出し、電源コンセントを差し、脱水モードで水抜きだけします。水抜きが終わったらコンセントを抜いておきましょう。

内槽の裏底

内槽の裏のボルトも錆びだらけでした。

どうせならこれも外して洗いましょう。

ボックスレンチで対角になるように1〜8の順番に緩めておき、最後に1本づつ抜き取ります。

 

尚、洗った後の組み付けの場合も、この逆順で1〜8を仮止めし本締めします。

汚れと錆でベトベトです

しっかり汚れを落としましょう。

 

出来ればボルトも交換ですがメートルネジでないので現物をホームセンターに持って行き購入します。長さが合わなければ長いのを買ってきて切っても良いかもね。金属切断用の鋸が必要ですけど・・・。

内槽の部品も取り外し、洗います

内槽の部品も取り外し洗います。

ネジでくっついているので、やはり爪を折らないように慎重に・・・。

内槽は、こんなに汚れてます。洗いましょう

水を掛けながらブラシで洗うだけで簡単に汚れは落ちます。

槽を傷めますので洗剤の使用は避けたほうが良いと思います。シャワーが使えれば水を掛け汚れを流しながら洗います。濡らさないと、汚れは乾いて槽にこびりついて大変です。

綺麗になりました。組立てましょう

こんなに綺麗になりました。

洗濯機が喜んでます。

 

でも、元に戻さなくてはなりません。

今までの逆の手順で組み付けます。あせらないで下さい。爪を折ったり、ネジを締め忘れたりしないように慎重に・・・。

 

洗濯機を移動した場合は必ず、洗濯機の水準器で水平を確認しましょう。

後日、パルセーター(回転板)のネジを再度締め直しておくと完璧かな?

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