米警官狙撃容疑者、黒人至上主義に傾倒

読売新聞 / 2016年7月9日 17時40分

 【ダラス(米南部テキサス州)=田原徳容、ニューヨーク=水野哲也】米南部テキサス州ダラスで7日夜(日本時間8日)、警官による黒人射殺事件への抗議デモで発生した銃撃事件の狙撃犯は、アフリカ系の男でアフガニスタンの帰還兵だった。

 ロイター通信によると、フェイスブックに自分は「(黒人の優位を唱える)ブラックナショナリストだ」と記していたマイカ・ジョンソン容疑者(25)は、白人の警官を狙い撃ちにしており、報復の連鎖で人種対立の激化を懸念する声も上がっている。

◆ロボットで殺害

 ジョンソン容疑者は警官を狙い撃ちにした後、近くの駐車場に立てこもり、市警察特殊部隊とにらみ合った。

 警察は投降を呼びかけたが、ジョンソン容疑者は警察側に発砲を繰り返して応じなかった。このため、警察側は爆発物処理で使用する遠隔操作可能なロボットに爆弾を付け、同容疑者の近くに移動させて爆破、同容疑者を殺害した。

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