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警視庁、不正アクセス事件で県教委に回答

「現段階で拡散ない」

2016年07月09日 09時56分

 佐賀県の県立中学、高校の教育情報システムなどが不正にアクセスされた事件で警視庁は8日、県庁を訪れ、県教育委員会が確認を求めていた個人情報の拡散は確認されていないと伝えた。「新たな情報があれば提供する」とも説明した。

 県教委によると、流出した生徒らの個人情報が、逮捕された無職少年のパソコン以外の場所に保存されているかどうかについて、警視庁の担当者は「現段階では確認されていない」と答えた。今回発覚した以外の侵入の手口も「今のところは確認されていない」と説明し、押収したパソコンから個人情報が流出しない措置についても「その方向で対応する」と述べた。

 県教委は「個人情報の拡散が確認されていないのはよかった。今後も協力を得ていきたい」と話す。

 警視庁に対して県教委は1日、今回説明があった3項目の対応を求める要望書を送付していた。

 事件では、県立学校9校で延べ1万5千人を超す生徒や教員らの個人情報が流出している。詳しい内容は現在、各学校で確認作業が続いている。

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