07月09日 09時27分
同世代に参議院選挙への関心を持ってもらおうと、名古屋市では、高校3年生がパン屋の協力を得て、投票を済ませた18歳を対象に商品をプレゼントする取り組みを行っています。
この取り組みは、今回の参議院選挙から手にした選挙権の大切さを同世代に伝えようと、高校3年生の井村知貴さん(18)が企画しました。
企画には、高校の近くにあるパン屋の「緑と風のダーシェンカ・蔵」が協力し、愛知県内に住む18歳が投票したことを証明する「投票済証」と学生証などを提示すれば、投開票日の10日まで商品をもらえます。
もらえるのはパンを焼き上げて作るラスクと呼ばれるお菓子で、紫イモや抹茶を練り込んだ鮮やかな色合いです。
高校に近い緑区の有松地区に江戸時代から伝わる「有松絞り」をモチーフに、井村さん自身が考案したということです。
井村さんは、ほぼ毎日パン屋に顔を出すということで、「来てもらうことで政治について議論できるので企画してよかったと思う。我々の将来を決める大切な選挙なので、少しでも多く同世代の人たちに投票に行ってほしいです」と話していました。
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