【巨人】由伸監督「情けない試合」七夕の夜に夢なき1安打
◆巨人0―6阪神(7日・東京ドーム)
巨人が阪神に大敗した。先発の高木は初回1死から連続四球の後、福留に2点二塁打を打たれ、3回にはゴメスに14号2ランを浴びるなど3回4失点、わずか57球で降板し7敗目。再調整による2軍降格が濃厚となった。打線は初対戦の青柳に7回無失点に抑えられるなど、今季ワーストの1安打完封負けを喫した。
試合後、由伸監督の言葉がすべてを物語っていた。
「みんな必死に打ちにいっているし、投手も抑えようと思ってやっている。ただ、こんな結果になったということは力負けしたということ。情けない試合になってしまった。応援してくれた方に申し訳ない」
青柳とは初対戦だった。今季4試合に登板し、防御率は5・17。いわゆる先発ローテーションの“谷間”だ。しかし、ヒットは2回1死に村田が一、二塁間を破った1本のみ。外野フライすら打てなかった。救援した藤川、ドリスも打てず1安打完封負け。06年6月8日、ソフトバンク戦(ヤフーD)で斉藤和巳に食らって以来の屈辱だった。
策も実らなかった。青柳は右打者を1割1分1厘(試合前)と得意にしていたが、左には4割1分9厘。1番に橋本到、2番には吉川と、左打者を並べた。吉川は午後1時からのイースタン・ロッテ戦(浦和)にも先発出場。スタメン表では「1番・遊撃」と記されていたが、初回の守備で急きょ、二塁に守備位置を変更した。1軍でのスタメン起用を見据えた“1、2軍間での連係”だった。
そんなキーマンも3打数無安打。「ベルトから外に落ちる球がネックだった」と首をひねれば、2打数無安打の阿部は「制球はあまり良くないけど、たまに来る球がピシッと来ていた」と予想以上の球威に驚いた表情だった。
借金は再び4。「一気に減るわけでもない。勝っていかないといけない」と指揮官。連勝街道に乗りきれない歯がゆさがにじみ出ていた。(水井 基博)