【バレー】石川、再びイタリアへ「東京五輪に向かって、再スタート」
2016年7月8日19時34分 スポーツ報知
バレーボール男子日本代表のウィングスパイカーで中大3年の石川祐希(20)が8日、都内の同大学で、今冬にイタリア1部リーグのラティーナに加入することを発表した。
20年東京五輪ではチームの主軸として期待される20歳は会見で「東京五輪に向かって、再スタートを切って行けたらいい。力を試すというより、しっかり結果を出したい」と2度目の海外挑戦に意気込みを示した。
世界屈指のレベルを誇るイタリアリーグでのプレーは大学1年時以来で、当時は強豪のモデナに所属した。前回同様、大学に籍を置いて海外クラブでプレーする変則的な加入で、期間は全日本大学選手権終了後の今年12月中旬から来年3月31日までの予定。ラティーナがレギュラーシーズンで上位に食い込んだ場合、石川の加入期間が延長される可能性もある。
男子日本代表は6月の世界最終予選で8チーム中7位と惨敗し、リオデジャネイロ五輪の出場権を獲得できなかった。「五輪に出られないのはダメージは大きいが、東京五輪に向けてやらなきゃいけないことがある」と心境を明かし、「(海外勢の)高さやパワーは日本では味わえない。世界で勝つためには世界を知らないといけない」と話した。五輪の試合を見るため、リオデジャネイロに行く予定だという。