【ワシントン共同】米国防総省のデンマーク副次官補は7日、中国が南シナ海で領有権を主張する島々に地対艦ミサイルを配備したことを米政府として初めて確認し、中国が戦略的環境を「一方的に変更しようとしている」と警戒感を示した。下院軍事委員会小委員会の公聴会で証言した。
南シナ海での中国による地対艦ミサイル配備は国際軍事情報企業IHSジェーンズが分析結果として公表していた。
デンマーク氏は「アジア太平洋地域で米軍の存在感を強める」と述べ、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが今夏に南シナ海で訓練する計画を明らかにした。