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中谷防衛相、今年も「レンジャー!」 陸自空挺団を視察、降下訓練も体験
中谷元・防衛相は10日、習志野演習場(千葉県船橋市など)で行われた陸上自衛隊第1空挺団の「降下訓練始め」を視察した。元陸自レンジャー教官でもある中谷氏はパラシュート降下を想定した訓練を体験。迷彩服姿で「レンジャー!」と叫びながら、高さ11メートルの「跳び出し塔」から飛び降りた。着地後、「非常に気合を入れられた」と記者団に感想を語った。
訓練では、陸自最精鋭の空挺団隊員らがヘリコプターや輸送機からパラシュートで次々と降下。地上では離島防衛を想定した演習を披露。10式戦車や対戦車ヘリAH64Dなども姿を見せ、観客を沸かせた。訓練には自衛官約500人、車両約30両、航空機約20機が参加した。
中谷氏は視察後、空挺団隊員らに訓示し、中国や北朝鮮の脅威に触れた上で、「わが国の領土、領海、領空を断固として守り抜くために、あらゆる事態に真っ先に対応していかなければならない」と述べた。