いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
今回は、メーカーの販売戦略商品について紹介させていただきます。
今、パナソニックの独自戦略、Jコンセプトが当たっています。
自分で書いていて気付いたのですが、私のブログを見る限りシャープの商品を高く評価していて、
逆にパナソニックを低く評価している記事が多いと思います。
シャープひいきに商品紹介をするつもりはありませんが
確かに個人的な感触として機能で評価するとシャープの商品が好きなのかなと思いました。
しかし実際に多く売れているのは、圧倒的にパナソニックの商品になります。
それはなぜでしょうか?
パナソニックは、企業の特性として本当に販売力が強く、
持っている技術を人のニーズにぴったりと合わせるのがとてもうまい印象があります。
また、CMを使ったりしてその特長をうまく生活シーンに合わせる力がどのメーカーよりもあります。
参入するカテゴリーが2番手でも3番手でも、はたまた最後発であっても
いつの間にかトップシェアを争っているのがパナソニックになります。
そして、このJコンセプトも同様に核心をついたアプローチを持っている商品になります。
50代・60代をメインターゲットにした、いわゆるシニア層向けの商品で、
基本性能は2人用で大きく、コンパクトで軽量、使いやすさにこだわって、
さらにはそのうえで高級感を持ち合わせ、販売価格を上げた独自性を持った商品になります。
金額が高い事もあり、普通の商品と比較すると割高になりますが、
逆に、お金に余裕がある夫婦に対しては、すばりヒットする商品になっています。
現状のラインナップとしては、生活家電を中心に6機種にて展開されています。
それぞれの商品について特長を紹介致します。
炊飯器
2人用、3合炊きでも高性能
どのメーカーも開発に力を入れている主力は5,5合炊きのクラスです。
若い世代では2人でも大き目を勧めますが、シニア層には3合炊きでも十分です。
毎日家で料理できるから、それなら毎日お米を炊いた方がおいしいのは当たり前です。
そんな需要にマッチした商品になります。
見た目にも高級感を出し、おいしさとインテリア性を兼ね備えた一台になります。
オーブンレンジ
あえてパナソニックの最高級ブランド「ビストロ」ではなく、
26Lクラスに照準を合わせ、余計な機能よりも使いやすさにこだわった商品です。
モニターはタッチパネルになっていて、表示される文字も大きく、
モニターにすることで、前面のメニューの文字も無くし見た目もすっきり。
さらにメニューにも独自の和食メニュー50種類を搭載し、使い勝手にこだわっています。
白の他、黒のラインナップもあり、キッチンに合わせて選べる一台となります。
洗濯機
乾燥機能を搭載していない、通常の8.0kgインバーター全自動洗濯機です。
やはり乾燥機に頼らず、自分で干したい人が多いのであえて外したのではないでしょうか?
洗濯物の取り出しやすさにこだわり、投入口を広くし、
更に高さを変えた事で使いやすさをアップさせました。
前面の蓋もできるだけフラットにし、高級感のある見た目にも仕上がっています。
操作パネルもタッチパネルになっており、シンプルな操作でわかりやすく使いやすくなっています。
掃除機
メンテナンスの心配のいらない従来からの紙パッククリーナーを採用。
今、サイクロンクリーナーが定番となっている中、あえて昔から使い慣れている
紙パック式を採用しています。
さらに世界最軽量の2.0Kgで重たいものを持つのがしんどくなってきた人へ最適な一台と言えます。
白の他、花柄模様のピンクもラインナップされています。
冷蔵庫
通常のラインナップにはない、真ん中に野菜室を配置した冷蔵庫になります。
真ん中に野菜室を置くことで、都度野菜を取り出すときに腰をかがめる必要がないため
身体の負担を軽減させることができます。
見た目も今はやっているガラストップのデザインとなっており、高級感があります。
もちろんそのほかの機能については、通常のモデル同様に搭載されています。
エアコン
エアコンだけに関しては、独自性能ではなく
パナソニック製品のエアコンの中で最上位のモデルを採用しています。
ルーバーにより極力人のいるところに風を当てないように制御し、
身体に優しいエアコンになっています。
以上6機種になりますが、
本当に各商品、潜在需要のあるいいコンセプトの商品だと思います。
これがまさにパナソニックの営業戦略のうまさと言える、
目の付けどころのいいターゲットモデルと言えます。
参考にパパナソニックHPも載せておきますので興味のある方はぜひ拝見してみて下さい。