蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【サッカー】ポルトガル、12年ぶりの決勝進出 Cロナが初V王手弾2016年7月8日 紙面から ◇欧州選手権<準決勝> ポルトガル2−0ウェールズ【リヨン(フランス)原田公樹】欧州選手権は6日、当地で準決勝を行い、ポルトガルが2−0で初出場のウェールズを下した。地元開催で準優勝した2004年大会以来12年ぶりの決勝進出。後半5分、主将のクリスティアノ・ロナルド(31)が頭で先制。3分後にナニが追加点を奪った。ロナルドは通算9得点とし、プラティニ(フランス)が持つ歴代大会最多得点記録に並んだ。ポルトガルは10日の決勝でドイツ−フランスの勝者と対戦する。 ホイッスルが鳴り、ポルトガルの12年ぶりの決勝進出が決まると、ロナルドはピッチの真ん中で、満面の笑みで両手を広げ、ポルトガルのファンからの歓喜の声を全身で浴びた。「ここまで長い道のりだった。まだ大会を勝ち上がっている。日曜日(10日)、僕がうれし泣きする姿をみんなが見られることを願っている」とロナルドは独特の表現で闘志を見せた。 同じレアル・マドリード(スペイン)でプレーする、ベールとの対決として注目された準決勝。後半5分、左ショートCKからゴール前に上がったボールに合わせて、高く飛び上がった。相手DFから頭ひとつ抜け出し、放ったヘディングシュートで先制点を突き刺した。さらに3分後、ゴール右からミドルシュート。これをナニがスライディングしてワンタッチし、コースを変えて追加点を決めた。その後ポルトガルは引いて、ウェールズの反撃をはね返し、今大会6戦目にして初めて90分間で勝利した。 ロナルドはこれまで2得点にとどまっていたが、この日は1ゴール1アシスト。通算9得点でプラティニの通算最多ゴールに並んだ。だが「まだ何も勝ち取っていない。ずっと言い続けて来たが、僕は代表チームで何かを成し遂げたい。その夢に近づいている」と、初優勝だけを考えていると言い切った。 クラブと個人では数々の栄冠を手にしてきたが、代表での優勝はない。12年前、ポルトガルが決勝へ進んだとき、ロナルドは19歳。堅守のギリシャ相手に背番号17をつけ、3本のシュートを放ったが無得点に終わり0−1で敗れた。「あれは最初の決勝だった。12年たった。違う決勝にしたい。代表で優勝することをずっと夢見てきた。今がそのときだ」とエースは必勝を誓った。 PR情報
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