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【大リーグ】

ドジャースの前田は5回途中でKO 6敗目喫す

2016年7月7日 紙面から

◇オリオールズ4−1ドジャース

オリオールズ戦に先発し4イニング0/34失点で今季6敗目を喫したドジャース・前田=ロサンゼルスで(社英夫撮影)

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 鬼門の「3巡目」を乗り切れなかった。前田は毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球で、4回までは何とか1失点で持ちこたえた。舞台が暗転したのは1−1の同点で、打者3巡目に入った5回。安打と四球で無死一、二塁とすると、マチャドにほぼ真ん中の75マイル(121キロ)カーブを左翼席上段まで運ばれ、この3ランが決勝点になった。

 「投げた瞬間、まずいと思った。最後は完全に僕の失投」。時事電によれば、この直後に降板を命じられた前田は、痛恨の1球を振り返った。

 メジャー挑戦1年目の今季は、打者2巡目までと3巡目以降で極端に成績が違う。1巡目は被打率1割6分4厘、2巡目は同1割8分9厘。それが、3巡目以降は同3割6分3厘と跳ね上がる。「大リーガーとマイナーリーガーの違いは、第2、3打席以降の修正能力だ」とよく言われるが、打者の試合中のアジャストメントに、前田が四苦八苦している状態だ。

 次回の登板予定は、球宴前の最終戦となる10日のパドレス戦。「自分のミスをいい結果に変えるように、次に生かしたい」と前田。次回こそ3巡目以降を抑え、球宴休みでリフレッシュする。

 

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