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【大リーグ】

マエケン、ビックリ!! 登板翌日に代走で出場

2016年7月8日 紙面から

オリオールズ戦の8回、代走で出場したドジャース・前田(右)=ロサンゼルスで(AP・共同)

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◇オリオールズ6−4ドジャース

 大リーグは6日、各地で行われ、ドジャースの前田健太投手(28)はオリオールズ戦で4−4の8回1死、一塁代走で登場。メジャー自身初の代走で三塁まで進んだが、勝ち越しのホームは踏めず、そのまま退いた。マーリンズのイチロー外野手(42)は、メッツ戦で2−4の9回1死一塁から代打で出場。遊ゴロ併殺打に倒れて試合の最後の打者になり、メジャー通算3000安打まであと「10」は変わらなかった。

 あっと驚く場面で、前田が登場した。4−4の8回1死。控え捕手エリスが四球を選ぶと、一塁の代走はマエケン。ファウルゾーンでダッシュを繰り返してから一塁ベースに立ち、場内放送で名前がコールされると、本拠地ドジャースタジアムのファンから大歓声が上がった。

 「いきなり言われたので、準備ゼロ。びっくりした」。時事電によれば、前田は苦笑いした。2死からアットリーの二塁打で三進も、決勝の生還はならず。「特に何もしていない。本当なら打席に立ちたかった」。メジャーデビュー登板の4月6日はソロアーチも放った「打撃自慢」なだけに、消化不良の様子だった。

 大リーグで投手の代走起用は珍しくない。日本プロ野球と違い、延長戦は決着が付くまで無制限。ちなみに、過去の最長イニングは1920年5月1日、ブレーブス−ドジャースの延長26回だ。延長戦がどこまで続くか分からないため、球団地元紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によれば、ロバーツ監督は前田の代走について「あの時点で野手を使い果たすことはできなかった」と説明した。

 同様の理由で、大リーグは投手が代打に送られることも多い。今度のマエケンの目標は、代打サヨナラアーチ!?

 

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