西日本旅客鉄道(JR西日本)広島支社は8日、2017年春に開業する可部線の2駅(広島市)と山陽本線の1駅(広島県東広島市)の駅名を決めたと発表した。可部線の可部駅より先は2003年にいったん廃線にしていたが、電化したうえで復活する。一度廃止した路線で駅が復活するのはJR西日本が発足して以来初めて。
同日の記者会見で公表した。可部駅から延伸する新駅の名称は「河戸帆待川」(こうどほまちがわ)と「あき亀山」。路線は1.6キロメートルで所要時間は約3分。総事業費27億円のうち広島市が建設費の大半を負担した。
山陽本線は西条駅と八本松駅の間に寺家(じけ)駅を設けた。総事業費約20億円を東広島市が負担した。
同支社は呉線で大雨の影響で運転を取りやめている三原駅から忠海駅間の再開は7~10日以内になる見通しを明らかにした。同区間は徐行による運転再開となる見通し。亀裂が発見された斜面の上部に重機を置き、本格的な工事に取りかかれるようになったという。