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【プロ野球】

阿部が決勝打

2016年7月7日 紙面から

阪神に連勝し、ポーズをとる阿部(右)と田口=東京ドームで(七森祐也撮影)

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◇巨人3−1阪神

 巨人が競り勝った。0−1の5回に村田のソロで追い付き、6回は四球と2安打で得た1死満塁で阿部が勝ち越しの2点中前打を放った。田口が7回途中1失点で4勝目。阪神は9安打3四死球で好機をつくりながら1点に終わった。

      ◇

 やっぱり、この男は頼りになる。巨人・阿部だ。1−1の同点で迎えた6回。1死満塁から、泳ぎながらもしぶとく中前に運ぶ決勝の2点適時打をたたき出した。それまで2三振と抑えられていた岩崎の外角直球に食らいつき、「当たれば何とかなる。そういう気持ちがあったから抜けてくれた」。ベテランは満足そうに振り返った。

 お立ち台でも本拠地のG党を泣かせるセリフを吐いた。「オールスターまでに借金を全部返して、それから広島とガチンコします」。チームは6月16日以来となる連勝で借金は3。主砲は9・5ゲーム差で追う首位・広島の背中をしっかりとにらんだ。

 村田も存在感を示した。1点を追う5回にカウント3ボールから、起死回生の同点弾。「待つより打ちにいこうと思いました」積極策が生んだ6月26日以来の8号ソロだった。ベテラン野手の奮闘に、高橋監督は「思い切って良い打撃をしてくれた。チャンスがなかったところに、さすがだな」と満面の笑み。広島追撃へ向け、役者はそろいつつある。 (園田佳子)

 

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