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【プロ野球】

エリアン、来日1号逆転満塁弾

2016年7月7日 紙面から

DeNA−ヤクルト スタンドのファンの前でガッツポーズをするエリアン=横浜スタジアムで(神代雅夫撮影)

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◇DeNA8−7ヤクルト

 DeNAが逆転勝ち。4点差の6回にロペスのソロなどで1点差に。8回は失策につけ込んで好機を広げ、2死満塁からエリアンの来日初本塁打で試合をひっくり返した。ヤクルトは先発の館山が奮闘したが、救援陣が崩れた。

 来日第1号は劇的過ぎる一発だった。DeNAのエリアンが1点を追う8回2死満塁で逆転のグランドスラム。ラミレス監督は「四球かヒットを期待していた。ホームランなんて…」と目を丸くし、エリアンも「まず同点。ホームランは考えていなかった」と声を上ずらせて振り返った。

 フルカウントから、ど真ん中の真っすぐをフルスイング。「とにかく自分のスイングをする、そしてボールをうまくとらえるように意識した」。高い集中力を発揮し、DeNAファンで埋まる右翼席中段に運んだ。

 5月下旬に来日し、すっかりチームになじんだ。よく仲間と話し、「おかげで楽しく野球ができている」と感謝する。タレントの菊地亜美に似ているというネット上の話題もすぐに把握。「知ってからは常にツイッターをチェックしている」とアイドル文化を知る努力(?)も欠かさない。

 家族の存在も支えだ。6月中旬に2人の子どもとともに来日した同い年の妻ステイシーさん(31)からは容赦なくプレーをダメ出しされるという。「今日はほめられる? いや、たぶん2失策のことを言われると思うよ」。愛妻はどの家でも手厳しいようだ。 (小林孝一郎)

 

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