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【プロ野球】

大谷、いつかは野手でも 6月度月間MVP発表

2016年7月7日 紙面から

6月度の「日本生命月間MVP賞」を受賞した大谷=コボスタ宮城で(水足丈夫撮影)

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 セ、パ両リーグは6日、6月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セは広島・野村祐輔投手(27)とヤクルト・山田哲人内野手(23)、パは日本ハム・大谷翔平投手(22)とロッテ・田村龍弘捕手(22)が選ばれた。野村は4勝0敗、防御率1.44と安定した投球を続け、プロ5年目での初受賞。山田は打率3割4分6厘、10本塁打、28打点で3部門ともリーグトップとなり、通算5度目の受賞を果たした。大谷はリーグでただ一人、4勝(0敗)を挙げ、防御率0.29、41奪三振もリーグトップで2度目の受賞。田村は打率4割をマークし、パの捕手では、2004年6月の城島(ダイエー=現ソフトバンク)以来の受賞となった。

 昨年3、4月度以来、投手で2度目の受賞となった大谷が、これで満足することはない。リアル二刀流だからこそ掲げる高い目標。次なるターゲットに野手での月間MVPゲットを定めた。

 「どの試合もすごく活躍できてうれしい。試合でやりたいことができた」と喜びをかみ締めた大谷。報道陣から野手での獲得意欲を問われ「出場数が足りないので難しいかもしれないけど、それくらいの活躍ができればチームも上にいける」と大いに色気を見せた。

 常々、投打両面で結果を残せとゲキを飛ばす栗山監督も、野手での月間MVP獲得指令を出した。「2つでとってほしいよ。打席の半分でホームランを打ったら、とれるよね」。6月は4試合に先発して無傷の4勝に対し、野手としては34打数9安打、打率2割6分5厘、本塁打ゼロ。それでもすでに10本塁打を放つ大谷の能力をもってすれば、今後のアーチ量産は可能とみている。

 次回10日のロッテ戦が前半戦最後の登板となる見込み。「首位との差が縮まってきている。1試合1試合、大事にして頑張りたい」と大谷。大車輪の活躍を果たし、史上初となる投打での月間MVP獲得を狙う。 (水足丈夫)

 

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