「野党統一候補なら出馬」石田純一さん会見
毎日新聞
俳優の石田純一さん(62)が8日、東京都内で会見を開き、「野党の統一候補であるならば、ぜひ出させていただきたい」と野党の統一候補となることを条件に都知事選(14日告示、31日投開票)に立候補する意向を示した。「現状は野党が統一候補を立てずに分散するというなら、私は降りて(出馬しないで)市民の側に寄り添いたい。自分は『出たい』というよりも『野党統一候補が必要』という考え。万が一、野党統一候補が決まるなら、それがいい」と話し、それぞれ候補者の調整に動いている野党各党に呼びかけた。
ただ、石田さんは「まだ政党から(出馬)の働きかけはなく、実際に出馬する可能性は10%以下だと思う」とも述べた。
石田さんは昨年9月の安保関連法成立を巡る反対デモに積極的に参加。1996年に話題となった自身の「不倫は文化」発言になぞらえ、「戦争は文化ではない」と訴えるなど、政治に関心を示していた。この日の会見でも、10日投開票の参院選について触れ、「もっと憲法改正のことを考えた方がいいが、まったく議論が行われていない」と話した。【大村健一、岡礼子/デジタル報道センター】