米迎撃システムを韓国配備へ

北ミサイルに対処、中ロ強く警戒

画像「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を在韓米軍に配備することを決定したと発表した米韓関係者=8日、ソウルの韓国国防省(聯合=共同)画像ハワイ・カウアイ島で行われた高高度防衛ミサイル(THAAD)の発射実験=2010年6月(AP=共同) 【ソウル共同】米国と韓国は8日、北朝鮮の核・ミサイルに対する防衛措置として、米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を在韓米軍に配備することを決定したと発表した。場所は最終調整中で「速やかな」配備を目指すとしている。

 THAADのレーダーは探知距離が広範囲に及び、中国やロシアが自国の監視につながると強く警戒。中国外務省は「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。

 米韓は共同発表文で「北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対してのみ運用するもので、(他の)いかなる第三国に向けたものではない」と強調した。

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