こんにちは、大人のアスペルガー症候群のよしまるです。
わたしは今、海外に暮らしています。駐在員や旅行者、リタイアした日本人にもよく出会います。この、海外に暮らす日本人。特に、男性を観察していると、ある共通点があるんです。
海外在住の日本人の主な特徴をあげてみたいと思います。
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コミュニケーションの特性
- バカ正直。言い値を真に受けて損をする。
- 相手の目をあまり見ないで話す。
- 人の話を聞いて理解するのが苦手。
- 会話が咬み合わない。
- 他人の意図が読み取れない。
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社会性の特性
- 現地のコミュニティの中で場の雰囲気が読めない。
- 長年暮らしていても現地の友だちがいない。
- 現地のマナーになかなか合わせられない。
- ひとり旅の人が多い。外食もひとりが多い。
- 服装が浮いている。
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想像力の特性
- 現地の食べ物より、日本食ばかり食べる。
- 新しい趣味やチャレンジをしない(いつもゴルフ)。
- 約束に厳しい(守れないとパニックになる)。
- 予定どおりを好む。急な変更に弱い。
- こだわりが強い(たぶん世界一こだわりが強いのでは)。
海外で暮らす日本人は異文化に苦労している。
海外在住の日本人は大方こんな感じで、皆さん苦労しながら暮らしています。もちろん努力して現地の人(多数派)に歩みよろうとする人も大勢います。だからといって、みんながクリアできるわけではありません。それに結局どんなに頑張っても現地では外国人であるという現実は変わらないのです。この状況って、アスペルガー症候群とよく似ていませんか?*1
アスペルガー症候群の人にとって世の中は異文化です。
アスペルガー症候群の人にとって、毎日の生活は海外で暮らしているかのように不便で、困難です。なぜなら、自分の中にもともとある常識やルールが世の中と違う。想像力を働かせても、相手の思っていることと違うことが多い。何気なく言ったことが、人を傷つけてしまう。それで、逆に傷ついたり・・・。それでも、あきらめず世の中に自分を合わせようと努力しているアスペルガー症候群の人は少なくありません。
理解してくれるあなたがいるから生きていける。
そんな生きづらい世の中で、どうして暮らしていけるのでしょう。それは、アスペルガー症候群のことを理解してくれるあなたがいるからです。たとえ、アスペルガー症候群と知っていても、知らなくても、自分と全く違う考え方をする人のことを尊重しようと一生懸命になってくれる。そんなあなたがいるからこそ、今日も一生懸命生きていけるのです。
ありがとう。
*1:外国に暮らしているので、わたしのアスペルガーの症状は目立ちません。むしろ、わたしの方が正常かも? 日本人というくくりで見られているので、わたしも他の人も大差ないようです。もっともわたしは現地にすっかり溶けこんでいると思っていますけどね(笑)。