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 TBSのバラエティー番組「ピラミッド・ダービー」で、6月に放送した映像に行き過ぎた加工や編集があった問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は8日、「了解を得ずに出演者の姿をCGで消すなどしたのは問題」として、審議の対象にすることを決めた。

 川端和治委員長は「問題の背景に(制作側の)分業化と無責任体制がある」と指摘。TBSと制作会社に聞き取り調査をする方針を示した。同委によると、フジテレビが2013年に放送したバラエティー番組「ほこ×たて」で、編集作業で架空の対決場面を加えるなどして同委が「重大な放送倫理違反」と認定した際の制作スタッフが、今回の番組制作にも関わっていたという。TBSは番組ホームページで「演出の一環のつもりでしたが、行き過ぎた編集がありました」と謝罪している。