【マニラ=佐竹実】中国の南シナ海の海洋進出を巡ってオランダ・ハーグの仲裁裁判所が12日に判決を出すのを控え、東南アジア諸国連合(ASEAN)に警戒感が広がっている。中国の主張が違法だとして訴えたフィリピンが新政権になって態度を変えているためだ。フィリピンが中国との2国間協議を優先すれば中国包囲網が崩れかねず、対応を注視している。
「有利な判決になると楽観しているが、戦争は望まない。我々に有利だっ…
【マニラ=佐竹実】中国の南シナ海の海洋進出を巡ってオランダ・ハーグの仲裁裁判所が12日に判決を出すのを控え、東南アジア諸国連合(ASEAN)に警戒感が広がっている。中国の主張が違法だとして訴えたフィリピンが新政権になって態度を変えているためだ。フィリピンが中国との2国間協議を優先すれば中国包囲網が崩れかねず、対応を注視している。
「有利な判決になると楽観しているが、戦争は望まない。我々に有利だっ…
この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。
電子版は月初がお得。今なら7月末まで無料。