JICA 安全対策を全面的に再検討を
k10010584521_201607051919_201607051940.mp4
バングラデシュで武装グループが飲食店を襲撃して、日本人7人が死亡した事件で、JICA=国際協力機構の北岡伸一理事長は、5日にコメントを発表し、安全対策について全面的に再検討していく考えを示しました。
北岡理事長は「けさ、空港でご遺体とご家族の方々をお迎えし、献花と黙とうをささげました。改めて亡くなられた方々の無念さを思うとことばがありません。JICAとしては、被害に遭われた方々の国際協力への志を継ぎ、ひるむことなく支援を継続していきたいと思いますが、安全対策については、全面的に再検討し、万全の対応を講じていく所存です」としています。
企業自身が真剣に考えなければならない課題
日本商工会議所の三村会頭は、記者会見で「グローバル化が進むと、こういう事件に遭遇する可能性が高くなるのも事実だが、海外での活動をやめるわけにはいかない。海外に進出している企業に対して、外務省などが各国の危険情報を的確に出すことも1つの手段だが、それだけでは十分でなく、この新しい時代にどのように対処するのか、われわれ企業自身が真剣に考えなければいけない新たな課題だ」と述べました。