台湾ミサイル誤射 装備点検が手順どおり行われず
台湾南部の海軍基地で、1日、対艦ミサイルが誤って発射され4人が死傷した問題で、軍の装備の点検が決められた手順で行われなかったことが誤射につながったという見方が強まり、蔡英文総統は、原因の究明などに取り組む姿勢を強調しました。
					1日、台湾南部の高雄にある海軍基地で、軍の艦船から対艦ミサイル1発が誤って発射され、台湾海峡を航行していた台湾の漁船に当たって、船長1人が死亡し、3人がけがをしました。
台湾の国防部によりますと、当時、艦船の装備の点検が行われていましたが、その際、1人の兵士がミサイルシステムを操作し、ミサイルを発射させる「作戦モード」を誤って選んでいたことが分かりました。
さらに、監督や指導を行う上官が立ち会っていなかったことも明らかになり、点検が決められた手順で行われなかったことが、誤射につながったという見方が強まっています。就任後初めての外国訪問から2日、台湾に戻った蔡英文総統は、空港で談話を発表し、「起きてはならないことだ。最大限、責任を持って今後の対応に当たりたい」と述べ、原因の究明などに取り組む姿勢を強調しました。
このあと、蔡総統は、総統府で担当の閣僚から報告を受け、軍の規律や武器の管理を徹底し、中国に対し、台湾海峡にミサイルが落下した今回の誤射について十分な説明を行うことなどを指示しました。
				台湾の国防部によりますと、当時、艦船の装備の点検が行われていましたが、その際、1人の兵士がミサイルシステムを操作し、ミサイルを発射させる「作戦モード」を誤って選んでいたことが分かりました。
さらに、監督や指導を行う上官が立ち会っていなかったことも明らかになり、点検が決められた手順で行われなかったことが、誤射につながったという見方が強まっています。就任後初めての外国訪問から2日、台湾に戻った蔡英文総統は、空港で談話を発表し、「起きてはならないことだ。最大限、責任を持って今後の対応に当たりたい」と述べ、原因の究明などに取り組む姿勢を強調しました。
このあと、蔡総統は、総統府で担当の閣僚から報告を受け、軍の規律や武器の管理を徹底し、中国に対し、台湾海峡にミサイルが落下した今回の誤射について十分な説明を行うことなどを指示しました。