明治安田生命 保険金や給付金の請求漏れ376件

明治安田生命 保険金や給付金の請求漏れ376件
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生命保険大手の明治安田生命は、高齢者の契約内容を確認した結果、死亡保険金や入院などをした際の給付金が請求されていなかったケースが昨年度1年間で370件余りに上ったことが明らかになったとして、契約者などに連絡をとって支払いを行ったと発表しました。
明治安田生命は、業界団体がおととし保険金などの支払い漏れを防ぐ指針を作ったことを受けて、一定の年齢に達した高齢者の契約内容を、電話や訪問などで確認しました。ことし3月までの1年間に、8万7700人の契約内容を確認したところ、保険金などの支払いが請求されていなかったケースが376件あることが明らかになったということです。
契約の内訳は死亡保険金が243件、入院や手術などで支払われる給付金が133件だったということです。
こうした請求漏れはひとり暮らしの高齢者が亡くなったり、契約者が介護施設に移ったりした場合に、家族などが契約内容を知らなかったケースが多いということで、会社側から契約者や家族に連絡をとって、支払いを行ったということです。
明治安田生命は高齢者の契約で請求漏れがないかどうか、今年度も確認を続ける方針で、契約者などに対しては、「支払いの請求を忘れないよう、できるだけ契約内容を把握しておいてほしい」と呼びかけています。