地銀の融資先企業の支援 数値で評価 金融庁

地銀の融資先企業の支援 数値で評価 金融庁
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金融庁は、地方銀行が、融資先の企業の経営をどの程度支援できているかを52に上る指標を使って数値で評価し、取り組みが不十分な銀行には、改善を促すことになりました。
金融庁は、地方銀行が地域の企業の経営改善をどの程度、支援できているかを数値化するための新たな指標を設けました。
新たな指標は、主力銀行として融資している企業のうち、生産性や利益率が改善した企業の数や、担保をとらずに融資をしている地元の中小企業の数など主要な5つの項目のほか、地銀が選択して回答する47項目の合わせて52の項目に上ります。
金融庁は、来月以降、全国106の地方銀行に、それぞれの項目について報告を求め、取り組みが不十分だと判断した銀行には、改善を促すことにしています。
これは、地域経済を支える役割を担う地方銀行の取り組みを数値で評価する新たな試みで、金融庁としては、各銀行が、取引先の企業に対し、融資だけにとどまらず、経営課題の洗い出しや解決を支援する取り組みを促して、地域経済の活性化につなげたい考えです。