上半期の株式市場 海外投資家が大幅な「売り越し」
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ことし1月から先月の最終週までの上半期に、国内の主な株式市場で海外の投資家が株式を売った額は、株式を買った額を4兆円余り上回る大幅な「売り越し」となりました。
東京証券取引所のまとめによりますと、ことし1月から6月の最終週までの半年間に、国内の主な株式市場で、海外の投資家が株式を売った額は、株式を買った額を4兆7410億円上回りました。
株式を売った額が買った額を上回る「売り越し」は上半期としては2年ぶりで、売り越しの額は、2年前の9265億円の5倍を超える規模となりました。
これは年明け以降、外国為替市場で円高ドル安が進んだことや、中国経済の先行きへの懸念が強まったこと、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱を巡る不透明感などで、海外の投資家がリスクを避けようという動きが強まったためです。
こうしたことから、去年末には、1万9000円台だった日経平均株価は、半年間で3000円以上値下がりしました。
市場関係者は「イギリスのEU離脱の影響がどこまで広がるかは不透明で、新しい不安要素が出るたびに、投資家が反応しやすい流れが、当面、続くのではないか」と話しています。
株式を売った額が買った額を上回る「売り越し」は上半期としては2年ぶりで、売り越しの額は、2年前の9265億円の5倍を超える規模となりました。
これは年明け以降、外国為替市場で円高ドル安が進んだことや、中国経済の先行きへの懸念が強まったこと、イギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱を巡る不透明感などで、海外の投資家がリスクを避けようという動きが強まったためです。
こうしたことから、去年末には、1万9000円台だった日経平均株価は、半年間で3000円以上値下がりしました。
市場関係者は「イギリスのEU離脱の影響がどこまで広がるかは不透明で、新しい不安要素が出るたびに、投資家が反応しやすい流れが、当面、続くのではないか」と話しています。