シマシマ【漫画】のネタバレ!感想と無料試し読みも!
シマシマのあらすじ
”男4女1、私たちの仕事……添い寝屋。”アロマエステオーナー・箒木汐(ほうきぎシオ)には、もう一つ、仕事があった。眠れない女性のために、添い寝する男を派遣する『添い寝屋』ストライプシープの代表。
自身も離婚を機に眠れなくなったシオは、たまたま訪れた元旦那の弟・ガイの腕の中でようやく安眠を得る。この体験をもとに、シオは不眠に悩む女性を癒す『添い寝屋』を開業。何をしてもそつがないガイ、ガイの友人で乙女チックなリンダ、何でも気が利き最適な距離感で巧みに振る舞うラン、寡黙で愛嬌のあるマシュ。
四人の男が、様々な女性に(性的に)交わらない掟の元、縞模様のように寄り添い、安眠を与えていく。ストライプシープを通して多くの女性の不眠と孤独を癒していくシオだが、自身の不眠と孤独は癒されず・・・
ここから先はネタバレのオンパレードですので、
先に読みたい方はこちらへどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓↓
→シマシマを無料試し読み(スマホの方はコチラ)
※検索窓に「シマシマ」と打ち込んでください。
→シマシマを無料試し読み(PCの方はコチラ)
シマシマのネタバレ
この漫画の連載が始まって、一年ほどたった頃でしょうか。草食系男子という言葉が世に出始めたのは。草食系男子というフレーズを聞いてまず思い起こしたのが、大絶賛ハマっていたこの、『シマシマ』に出てくる4人の添い寝屋イケメン男子たちでした。
もう、その頃の彼らはまさに草食系でしたよ!見事に時代先取り。添い寝しに女性宅に訪れれば、花は贈るし夜食は(だいたい作って!)振る舞う。会話でリラックスさせたと思えば、マッサージでさらにリラックスさせる。そうやって器用に女性の心をほぐすし、添い寝しても、手を出しやしない。
むしろ、添い寝を依頼している女性がその気になったとしても、絶妙にかわすという。その絶妙な距離感と、危うさが、なんとも間接的にエロい。
そんな彼らとシオさんの距離感も、そばに居ても交わらない絶妙な距離感のはずでした。だが、元旦那のことが忘れられなくて、次の一歩を踏み出せず、不眠を癒す立場でありながら自身も不眠が続くシオ。そんなシオを気遣い、兄であるシオの元旦那を寄せないよう、立ち回るガイ。
そのガイがシオに対する想いを募らせていくあたりから、交わらないはずだった距離感が動き出します。器用に立ち回っているはずだった、4人の添い寝屋イケメン(←大事なので2回言いました)男子たちが、女性関係や将来の夢で揺れ動いていくさま。
モテるけど元旦那のことや添い寝屋のオーナーであることなどに悩み、揺れ動くが恋に踏み出せないシオ。この添い寝屋一同の人間模様・恋愛模様に目が離せません!
シマシマの感想と無料試し読み
誰と誰が最終的にくっつくのか、またくっつかないのか、終盤になるまで予想がつかない!っていうか、お前たち寄り添うだけでくっつかないのがコンセプトじゃなかったのか!!・・・失礼。不眠に悩むストライプシープの女性客たちについても、生活感や悩みを、適度に生々しく描かれています。
そこに外から来た、他人である(添い寝屋)男子が入り込んでいくんですよ。そして最後は、ベッドという究極のプライベート場所で寄り添うんですから。性的なことしてないはずなのに、なぜか見てるこっちがドキドキします。
添い寝、というものを商売にするという以外、何一つぶっ飛んだ(非現実的な)設定はないというのに。その添い寝屋という設定ひとつでこうも日常感と非日常感の交錯する、地味に見えて危ういドラマを描ける作者さんに、脱帽です。
実写ドラマでも問題なく行けるくらい、日常的な作品です。性的な描写がごく少なくてもドキドキを見いだせる、感性の細やかな方にお勧めします。あと、草食系男子好きな女性と、女性の生活感あるちょっと生々しい日常描写にドキドキできる男性も(笑)ぜひ無料試し読みで読んでみてください!