ドコモ社長 “シニアや若者向けに新料金検討”
先月、就任したNTTドコモの吉澤和弘社長はNHKのインタビューで、携帯電話の利用料金についてシニア層や若者向けに値下げや優遇を行う新しい料金体系を検討していることを明らかにしました。
インタビューの中で吉澤社長は、携帯電話の利用料金の値下げプランについて「利用者全員の値下げは難しいが、対象を絞る形でぜひ検討したい」と述べて、シニア層の料金を割り引いたり、若者などデータ通信の利用量が多いユーザーを優遇したりするなどの新しい料金体系を検討していることを明らかにしました。
NTTドコモは総務省から携帯電話の利用料金の引き下げを求められたことを受けて、ことし、家族で契約する人を対象にした割安なプランや、長期で契約する利用者の料金を引き下げる新たな料金体系を打ち出していて、これに続く値下げとなります。
また、吉澤社長は、割安な利用料金を提供する格安スマホ事業者がシェアを伸ばしていることについて、「格安スマホのデータ通信の速度は時間帯によって遅くなるのではないか」と指摘したうえで「料金面だけのサービスでは克服しようがないが、ネットワークの快適さやアフターサービスなどで十分に対応できる」と述べ、自社の競争力に自信を示しました。
一方、吉澤社長は、スマートフォンが普及し、販売の伸びが鈍化するなか、新たなビジネスの柱として自動運転関連の技術開発を強化する方針を強調しました。具体的には、自動運転の実用化に欠かせないとされる高速の通信ネットワーク網の整備を急ぎ、ほかの車や人の位置情報を把握しながら車を制御するなどの安全対策に力を入れることにしています。
NTTドコモは総務省から携帯電話の利用料金の引き下げを求められたことを受けて、ことし、家族で契約する人を対象にした割安なプランや、長期で契約する利用者の料金を引き下げる新たな料金体系を打ち出していて、これに続く値下げとなります。
また、吉澤社長は、割安な利用料金を提供する格安スマホ事業者がシェアを伸ばしていることについて、「格安スマホのデータ通信の速度は時間帯によって遅くなるのではないか」と指摘したうえで「料金面だけのサービスでは克服しようがないが、ネットワークの快適さやアフターサービスなどで十分に対応できる」と述べ、自社の競争力に自信を示しました。
一方、吉澤社長は、スマートフォンが普及し、販売の伸びが鈍化するなか、新たなビジネスの柱として自動運転関連の技術開発を強化する方針を強調しました。具体的には、自動運転の実用化に欠かせないとされる高速の通信ネットワーク網の整備を急ぎ、ほかの車や人の位置情報を把握しながら車を制御するなどの安全対策に力を入れることにしています。