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 7日午後0時45分ごろ、東京都練馬区立野町のマンション一室で、生後6カ月の女児が心肺停止の状態で倒れており、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁はこの部屋にいた女児の母親(35)から殺人などの疑いで事情を聴いている。

 石神井署によると、母親の夫(37)から「妻が子どもを殺した」と110番通報があった。女児は長女で、ベッドで仰向けに倒れていた。目立った外傷はなかった。母親は駆けつけた署員に「ガーゼで口をふさいだ」と説明したが、その後の調べに「はっきり覚えていない」などと話しているという。

 このマンションは母親の実家で、4月以降、子育てのために神奈川県茅ケ崎市の自宅から戻り、両親らと暮らしていた。

 母親の実父は「初めての子どもでかわいがって大事にしていた。育児に悩んでいる様子もなく、今朝まで普通だったのに」と言葉を詰まらせた。現場はJR吉祥寺駅から北に約1・5キロのマンションが立ち並ぶ一角。