手術後別の場所が痛み出した
約20年ものあいだリウマチに苦しんできた町田隆介さん(73歳・仮名)は、こう語る。
「元々私の家系はリウマチ持ちが多く、昔から風邪などをひいて体調が悪くなると、手の指や肘がこわばって痛くなっていました。それでもステロイドなどの薬で症状を抑えていたのですが、時間の経過とともに足の指関節が変形してしまい『外反母趾』のような状態になってしまったのです。
あまりに痛みがひどいので医師に相談すると、手術をすすめられました。関節固定術という手術で、足の骨を削って針金のようなもので縛るというもの。手術後は見た目もよくなったし、こりゃいいやと思っていたんです」
手術は成功したはずだった……ところが、思わぬ「後遺症」が町田さんを襲った。
「親指の痛みは少なくなったのですが、次は小指が痛くなってきたんです。以前より痛みが強くなり、今では杖がないと歩くこともままなりません。『手術をすれば治る』と、期待していたものだから、がっくりきましたね。
その後、手のリウマチもひどくなったので、その医者から、また手術をすすめられたんだけど、断りました。そりゃ恐怖心はありますよ。
だから今でも重たいものは持てないし、指先で何かをひっかけるようなこともできない。手術をしてからよけいに悪化してしまった。本当に手術なんかしなければよかったよ」
トイレに行く、ベッドから起き上がるだけで、電気が走ったような激痛を感じる。関節の痛みは、日常生活まで奪う深い悩みだ。特に年齢を重ねると、ちょっとした動きすら苦痛になってくる。
その痛みからなんとか逃れるため、医者からすすめられるままに手術をしたものの、「今度は別の場所が痛み出す」など後遺症に悩まされる人は少なくない。
-
実はキケン!医者に言われても受けてはいけない手術~腰痛、白内障、五十肩…メスを入れても良くなりません(2016.06.22)
-
現役医師が実名で証言する「アブない薬」 〜売れている薬の半分以上は、飲み続けないほうがいい(2016.06.15)
-
自民党の議席調査「最新生データ」を入手! 参院選「落ちる議員/落ちそうな議員」(2016.07.04)
-
「アベ政治に反対」と野党が叫ぶほど、安倍首相が指導力を発揮しているイメージは強化されるという“逆説”(2016.07.06)
-
テレビからCMが消える日〜『報道ステーション』と『笑点』「分刻み視聴率」分析で“ヤバい現状”が明らかになった(2016.07.03)
- 国税は突然やってくる! 後悔しても遅い、容赦なき自宅捜索の実態(2016.07.07)
- 医者に言われても断ったほうがいい手術とその「後遺症」 (2016.07.07)
- 女性が「医師の言いなり」に受けてはいけない手術 焦って決めるのは厳禁!(2016.07.07)
- 「アベ政治に反対」と野党が叫ぶほど、安倍首相が指導力を発揮しているイメージは強化されるという“逆説”(2016.07.06)
- 中国巨大市場でシェア4割! “自転車”産業で成功した日系企業、その驚くべき「先行戦略」(2016.07.06)
- 製薬会社の営業マンが本音を告白「"安くて安全な薬"より、"高くて危ない薬"を出すんです」(2016.07.06)