女優フェイスブック不正アクセス 懲役2年6か月求刑

女優フェイスブック不正アクセス 懲役2年6か月求刑
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女優などが利用するフェイスブックなどに、不正にアクセスした罪で起訴された被告の初公判が、東京地方裁判所で開かれ、被告は、起訴された内容を認めました。一方、検察は懲役2年6か月を求刑しました。
長崎県大村市の会社員、金子大地被告(29)は、おととしから去年にかけて、女優の長澤まさみさんや北川景子さんなど7人のパスワードなどを勝手に使って、フェイスブックやiCloudと呼ばれる写真などを保存できるサービスに不正にアクセスした罪に問われています。
6日に東京地方裁判所で開かれた初公判で、被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
検察は「好みの女性や芸能人の写真を見たいとか、達成感を得たいという動機で平成24年ごろから不正アクセスを繰り返していた。IDやパスワードがあれば安心だという利用者の信頼を崩し、被害者に大きな不安を抱かせた」として懲役2年6か月を求刑しました。
一方、弁護側は「手に入れたIDや連絡先などの情報は一切流出させていない。社会復帰したあとは両親が監督することを誓っていること」などとして、執行猶予の付いた判決を求めました。
審理は6日で終わり、来月3日に判決が言い渡される予定です。