この件を、民進党の岡田克也代表は「危機管理への正常な感覚が失われている」といい、共産党の志位和夫委員長は「仮に首相がいたとしても、副長官に任せて離れていいということにはならない」と厳しく批判した。
だが、おおさか維新の会の足立康史衆院議員は自身のツイッターで「揚げ足取り、レッテル貼り、対案なき対案」などと両党を批判し、「民共合作は無責任野党の『当然の帰結』なのです」(抜粋)と指摘した。
ネット上でも「テロを政治利用するな」「民進、共産両党こそ、テロに屈している」などと厳しい意見が聞かれる。
ちなみに、菅氏は「安倍首相が北海道遊説をやめて陣頭指揮しており、まったく問題ない」と話している。
公明党と共産党の「公共対決」が激化している選挙区もある。埼玉と兵庫の選挙区などで、最後の1議席を両党候補が争っているのだ。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「今回の参院選の特徴は『公共対決』の激しさだ。両党がすさまじい総力戦を展開している。安倍首相も選挙区の公明党候補の応援に入るなど、異例の対応をしている。『公共対決』の行方が終盤戦のポイントとなりそうだ」と語った。
有権者の判断は。