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マリアの疑問
マリアとジルの部屋
夕食の後は自由時間である。マリアとジルは同室で、くつろいでいた。
「ねえ、リトネ様って格好いいよね。何でもあちこちで魔物退治をしている勇者様だって。お近くで仕えられて幸せ」
ジルは目をきらきらさせて、リトネのことを話す。しかし、マリアはあまり同調できなかった。
「そうでしょうか……?」
首をかしげるマリアに、ジルは怒る。
「何言っているの。あなたは今日何回も助けられたじゃない」
「うーん。確かにそうだけど、その……やっぱりアベル様のほうが格好いいですし」
マリアがゴニョゴニョとつぶやくと、ジルはふんっとなった。
「ふーん。そのアベルとかいう奴のために、リトネ様を振ったってわけ。メイドの中で評判だよ。マリアは婚約者にと求められたけど、断ったからメイドにされちゃったって。馬鹿じゃないの。あんなに優しくて、お金持ちで、身分が高い貴公子様から求婚されて断るなんて!」
「でも……でも……」
マリアはべそをかく。この話題が出るたびに、マリアは悲しくなるのだった。
「ふん。私なんかどんなに望んでもリトネ様の婚約者になれないのに、贅沢だよ」
「……」
マリアはジルに責められて、おもわず布団をかぶってしまう。
「まあいいわ。でも、明日からちゃんと仕事してよね。足を引っ張らないでよね」
ジルはそういって明かりの火を消す。
(お姉さま……シャイロック家は辛いことがたくさんあります。もう帰りたい)
マリアは布団の中で咽び泣くのだった。
次の日
ジルと一緒にニワトリ小屋に行ったら、一部改装されていた。
「マリア様、おはようございます。今日からトリさんの餌は、外から入れてくださいね」
リンは明るく笑って柵の一部を示す。そこには一部切れ込みが入っており、柵の外から餌を入れることができるようになっていた。
「なるほど。ここから入れると、鳥に飛び掛られなくてすみますね」
「えへへ……お兄ちゃんが改良してくれたんです」
リンは自慢そうに胸をそらす。柵の外から餌やりをすると、興奮したトリたちと接触せずに餌やりが可能だった。
「よかったじゃない。リトネ様はちゃんと考えてくれているみたいよ」
「うん……」
マリアは微妙な顔をしながらも、安全に餌やりを終えるのだった。
朝食後、今度はナディの仕事を手伝いに倉庫に行く。
そこでマリアはジルとは別の仕事を与えられた。
「……マリアはこっちに来て。リトネがアドバイスしてくれた。マリアの能力を生かす新サービスをはじめる。ここに日光を集めて」
ナディが指差す台の上には、倉庫から出されたばかりの大量の肉や魚が並べてあった。
「え?日光を集めたら氷が溶けちゃいますよ?」
「……いいの。これらは業者が今日取りに来るものだから。市場で売るときは氷漬けじゃなくて、生のほうが新鮮に思われて売れやすくなる」
ナデイに言われて、日光を集める。氷漬けになっていた肉の塊や魚たちはどんどん溶けて元の姿に戻っていった。
「おっ。今日から解凍までナディ商会でしてくれるようになったのかい」
「助かるぜ。今までは何時間か日の当たる場所に放置しておかないといけなかったからなぁ」
取りに来たおっちゃんたちは、喜んで生になった肉や魚を引き取る。
「……手間賃で1アル上乗せ」
「ナディの嬢ちゃん。しっかりしてやがるぜ」
親父たちはそういいながらも、しぶしぶ支払いを認める。
「マリア、ありがとう。これでまた売り上げが上がる」
ナディはそういって、にっこりと笑いかけてきた。
「え、え?」
「マリアは偉い。マリアのおかげでまた商売が繁盛する」
そのように感謝されて、マリアもうれしくなる。
「は、はい。これからもがんばります」
マリアは素直に礼をするのだった。
午後、昼食を取ったマリアとジルは、リトルレットの工場に向かう。
「はあ……気が重いです。リトルレットさん、設備を壊して怒ってないでしょうか?」
マリアは暗い顔をしていきたがらなかったが、ジルに腕を引っ張られる。
「悩んでいてもしょうがないでしょ。いかないと」
ジルに後押しされ、マリアはしぶしぶ工場に向かった。
「マリアちゃん。ジルちゃん。いらっしゃい」
昨日のように、満面の笑みを浮かべたリトルレットに迎えられる。怒られると思っていたマリアは、拍子抜けした。
「あ、あの……昨日は設備を壊して、ごめんなさい」
マリアが頭をさげると、リトルレットはぜんぜん気にしてないという風に手を振った。
「ああ。いいよ。魔力がもれて爆発なんて、ここじゃよくあることだし」
「よく……あることなんですか?」
それを聞いて、マリアの顔が若干ひきつる。
「うん。何事も失敗しないと進歩しないからね。というわけで、魔力が強くて制御に難があるマリアちゃんには、これを用意したよ」
リトルレットは伸び縮みする手袋のようなものを取り出して、マリアにつけた。
「これは?」
「魔力を吸い取る効果がある『軽銀の手袋』だよ。これをつけていたら、魔力の制御が利くようになるから安全だよ。試してみて」
そういって、リトルレットから昨日と同じ魔石を渡される。
「は、はい。えっと……光の魔法をこめて」
マリアは手袋ごしに石を握り締めて念じると、くすんだ灰色だった魔石が光を放ち始めた。
「やった。これで夜も明るくなるよ。マリアちゃん、どんどん作って」
「は、はい。がんばります」
リトルレットにいわれるままに光の魔石を作る。
「ジルちゃんはこれを組み立てて」
「はい」
ジルは電球に光の魔石をセットしていく。
みるみるうちに何十個も魔石式の電球ができた。
「ありがとー。これをあげるから、二人で使えばいいよ」
帰り際にリトルレットから、電気スタンドを渡された。
「これがあれば、ちょっと夜更かしできますね」
「うん」
二人は満面の笑みを浮かべて、電気スタンドを自室に持ち込むのだった。
夕方から、二人はトーラの元に向かう。
マリアは自転車を堀に落としたことを怒られるかと思っていたが、トーラは怒らなかった。
「ああ。自転車なら後から旦那が堀から引きあげて、返してくれたぜ」
「リトネ様が……?」
マリアはリトネが自分を助けただけではなく、後始末もしてくれていたので驚いた。
「よかったわね。リトネ様にお礼を言わないと」
「……うん」
さすがのマリアも、リトネに迷惑をかけていたことを気まずく思う。
しかし、トーラは豪快に笑った。
「旦那はそんなことを気にするような小さな男じゃないぜ。なんたって、伝説の勇者なんだからな」
「……勇者、なんですか?」
アベルを本物の勇者だと思っているマリアは、それを聞いて複雑な顔をした。
一方、ジルは目をキラキラさせている。
「リトネ様のご活躍は聞いています。トーラ様も婚約者なんですよね。いいなぁ」
ジルにうらやましがられて、トーラは照れる。
「よ、よせよ。そんな目で見つめたって、旦那はやらないぜ」
「……わかんないですよ。奥様にはなれないかもしれないけど、妾にはなれるかもしれませんし」
ジルはうっふんとシナを作る。可愛らしいがまたまだお子様っぽい仕草だったので、トーラは余裕たっぷりに笑って手を叩いた。
「わはは。せいぜいがんばれよ。それじゃ、今日も配達頑張ってくれ」
本日回って書類を届ける場所のリストを渡す。
それを受け取った二人は、自転車に乗って駆け出していった。
各部署を回って、ついでにお菓子をもらった二人は、昨日マリアが落ちそうになった内堀の近くを通る。
「あれ?これってなんだろ?」
昨日と風景が違っていたので、マリアは首をかしげる。堀にはタイヤによって柵ができていた。
「すいません。あの、これ何ですか?」
疑問に思ったマリアは近くにいた警備兵に聞いてみる。
まだ若いその兵士は、親切に説明してくれた。
「いや、昨日誰かが堀に落ちそうになったみたいだから、安全の為の柵さ。今日リトネ様が来て、ここの道は危ないからって作ってくれたんだよ。ちょっと景観は悪くなるけど、安全第一だそうだよ」
それを聞いて、ジルとマリアは顔を見合わせる。
「それ、マリアのことだよね……」
「どうしょう。怒られるかも」
ちょっと不安そうになったマリアを、兵士は慰める。
「あはは。リトネ様は怒ったりしないさ。むしろ事故予防を怠っていた自分のミスだって反省されていたよ。今日は朝からリトネ様は城を回って、危なそうな所に全部タイヤの柵を作っていたよ」
それを聞いて、マリアはほっとした。
「リトネ様って優しいね。家臣の安全に気を配ってくれて」
「……うん」
「さ、執務室に書類を持っていこうよ」
ジルはマリアを連れて、城の執務室に向かうのだった。
執務室
二人の可愛いメイドが入ってくる。
「リトネ様、書類を持ってきました」
ジルは元気よく各部署の報告書や連絡書を渡す。マリアはその後ろで、決まり悪そうにモジモジとしていた。
書類をチェックし終えたリトネは、そんなマリアの様子に気づく。
「あれ?マリアさん。どうしたの?」
「あの……昨日からいろいろご迷惑をかけたみたいで、ごめんなさい」
マリアは勇気を奮い起こして、大嫌いな少年に頭を下げた。
そんなマリアに、リトネは苦笑を返す。
「いや、別に謝ることじゃないよ」
「でも……私はいろいろ失敗をして……」
気にしているマリアだったが、リトネは気にするなというふうに手をふる。
「いや。君がいろいろ失敗してくれたから、不備があるところを改善できた。感謝しているよ」
「感謝……ですか?」
わけがわからないという顔をするマリアに、リトネは説明する。
「細かいことだけど、君が失敗したから効率よくトリに餌を上げられる工夫ができた。解凍という付加価値を生み出せた。魔力制御の改良もできた。危険な場所に柵をつけることができて、事故を予防できた。君が来る前より、シャイロック家はちょっとマシになったよ」
そういってニヤリと笑う。その笑顔からは、マリアの失敗を怒っている様子は伺えなかった。
「私の失敗が役に立ったんですか?」
それを聞いて、思わずマリアもくすっと笑ってしまう。
「ああ。だからどんどんこちらが思いもしないような失敗をしてほしい。そのつど改良してシャイロック家はますます豊かになるから」
「ひどい。私はそんなにドジじゃありません」
マリアはちょっと怒った顔になるが、口元は緩んでいた。
「あはは。ごめんごめん。これからも頑張ってね」
「はい」
マリアはにっこり笑って、ジルと一緒に出て行く。
(やれやれ。ちょっとはシャイロック家になじんでくれたのかな。失敗を怒らずに、ほめて伸ばす。どうやらマリアにはそういうやり方があっているみたいだな)
出て行くマリアの姿を見ながら、リトネはそう思っていた。
夜
マリアとジルの部屋に、電気スタンドのまぶしい明かりが灯る。
「明るい!」
「きれい!」
手を取り合って喜んでいるのは、ジルとマリアだった。
就寝までの短い時間が、彼らメイドたちのリラックスタイムである。
さっそく昼間もらったお菓子やパンを取り出して食べながら、ガールズトークが始まった。
「ねえねえ、リトネ様って優しくて、カッコいいよね」
「……優しくはあるけど、アベル様の方がカッコいいです」
いつものごとく、ジルはリトネ側、マリアはアベル側について論争を始める。
最近では毎日のようにどちらが勇者か議論していた。
「アベル様は勇者なんです。私の目の前で覚醒して、金色のオーラをまとっていました。後、勇者アルテミックの血を引く正統後継者なんですよ」
そうマリアが自慢すると、すかさずジルが言い返す。
「でも、勇者として何かすごい実績を積んだの?」
「そ。それは……」
マリアは言葉につまる。それを見たジルは、たたみかけた。
「リトネ様はリリパット領で大きなクモ、アッシリア領で大トカゲ、アンデス領でグールを倒して勇者と崇められているよ。後マザードラゴンに鍛えられて、正式に勇者だって認められたんだって。だいたい、マリアだってリトネ様に助けられているじゃない」
「……」
マリアは悔しそうな顔になるが、何も言い返せない。
「やっばり血筋なんかより、実績よ。いくら勇者の子孫だって威張ったからって、行動が伴わないとね~。そのアベルってあちこちで色々やらかしているみたいだし。針の山での魔物虐殺に、冒険者への暴行に、風の墓場の封印を解いてグールを解放。ヨーホイ村で火事場泥棒に、ここエレメントでも武術大会で反則したから逮捕されたっていうじゃない」
「そんなの、全部ウソです」
マリアは涙目になって否定する。すでにアベルの悪行はメイドたちの間でも有名になっており、マリアも噂で聞いていたが、それを聞く度に必死に否定していた。
ジルはそんなマリアを哀れむような目で見つめる。
「はいはい。でも、いい加減アベルのことはあきらめたほうがいいよ。話半分だとしても相当痛い人みたいだし……」
「知りません!」
マリアは怒って、ベッドにもぐりこんで布団をかぶる。
「はいはい。お休みなさい」
ジルは電気スタンドの明かりを消す。マリアの最近の日常はこのようなものであった。
(あんな噂、絶対にウソです。けど、どうしてここまでアベル様の悪評が広まってしまったんでしょう)
ベッドの中で悔し涙を流しながら、マリアは考え込む。
(それに、どうしてイーグルはアントワネット様を陥れ、罪もない使用人を首にしたのでしょうか。こうして働いてみると、シャイロック家はみんないい人ばかりなのに)
シャイロック家に来る前はまるで魔王の城のように思っていたが、実際に働き出してみると皆気安く優しい人ばかりである。食事もおいしく、待遇も悪くない。なにより全員が生き生きと働いていた。
領主代行のリトネも優しく、温かい目で家臣を見守っている。
(リトネ様に、今度聞いてみましょうか)
以前のイメージが覆されつつあったマリアは、機会があったらリトネに聞いてみることを決心するのだった。
数日後
マリアたちは執務室に呼ばれる。
「はい、今週の給料だよ」
リトネから差し出された袋には、『給料袋』と書かれていた。
「ありがとうございます」
満面の笑みを浮かべてジルが袋を開けると、中にはアル金貨が二枚入っていた。
「あれ?何か私だけ多いような……」
マリアが袋を開けて驚く。彼女の袋にはアル金貨が四枚入っていた。ジルはうらやましそうな顔でマリアを見てくる。
「いいなぁ……」
「ああ。奴隷のメイドさんたちは、給料から自分の買戻し分として半分引かれているんだよ。何年かで奴隷身分から解放されるようにね」
リトネが説明すると、ジルはしぶしぶと頷く。
「……仕方ないですね。それじゃ、失礼します」
ジルはさっさと退出していくが、マリアは執務室に残った。
「あれ?どうしたの?」
「実は、リトネ様に聞きたいことがあるんですが、どうしてアベル様の悪口をみんな言うんですか?」
マリアは勇気を出して、疑問に思っていることを聞いた。
「悪口って?」
「エレメント中に広まっている噂です。アベル様はあちこちで犯罪を起こしている偽勇者だって」
マリアの目には涙が浮かんでいた。
「アベル様は本当にお優しい方なんです。いろいろ噂されている事は、嘘に決まっています」
涙ながらに訴えてくるマリアに対し、リトネは最後までうんうんと同意しながら聞いていた。
「そうだね……人の行動の善悪は、見る立場によって変わってしまうからかもしれない」
「え?どういうことですか?」
マリアは首をかしげる。
「アベルに悪気がなくても、彼の行動によって不利益をこうむった人から見たら、アベルは偽勇者に見えるのかもしれない」
「そんな……」
「彼にも言い分はあるだろう。だけど、彼によって傷つけられた人たち、あるいは彼によって助けられた人たちからの評判が、彼が勇者かどうかを決めるんじゃないかな?」
そういわれて、マリアは沈黙する。
「難しくて、よくわからないです……」
「まあ、もし彼に会ったら聞いてみたらいいと思うよ。噂されているような事を本当にしたのかどうか。確かに噂だけを信じて全部判断するのはよくないからね」
「はい……」
マリアはそういって、次の疑問を質問した。
「それと、なぜイーグル様はアントワネット様を苛めたのでしょうか?」
「え?苛めたって?」
怪訝な顔をするリトネに、マリアは使用人の立場からみたアントワネット像を語った。
「アントワネット様は、私たち使用人には本当に優しくて、よくお菓子などを振舞ってくださいました。古くなった服や装飾品などもよく下げ渡してくださって……。でも、イーグル様はいきなりアントワネット様を幽閉し、使用人たちを首になさいました」
マリアの目には怒りが浮かんでいる。自分だけではなく、多くの使用人がリストラされて実家に戻されて嘆き悲しんだのだった。
それを聞いて、リトネはため息をつく。
「それも立場の違いとしかいいようがないな。お爺様には宰相としての立場と理由があって、アントワネット様を幽閉したんだ。決して理不尽に苛めた訳ではないよ」
「どんな理由があったんですか?」
マリアの声が高くなる。
「その理由は……借金だ」
「え?借金?」
思いもよらぬことをいわれて、マリアの目が点になる。
「アントワネット様はギャンブルで負けて、多額の借金をしたんだ。それを国に押し付けて返済しようとしなかった。だから宰相の地位にあったお爺様が強制的に取り立てて、返しきれなかったお金を返済するために後宮の予算をけずった。その結果、使用人たちがリストラされたんだ」
そういわれて、マリアは納得できないという風に首を振った。
「そんなの、よくわかりません。なんで借金を返さなかったぐらいで、私たちまで……」
「まあ、確かにとばっちりを受けた使用人たちは気の毒だけど、これはもうどうしょうもないことだよ。もともとの原因はアントワネット様にあるんだから」
リトネはかんで含めるように優しく説明したが、マリアは納得しない。
「そもそも、借金なんかどうでもいいじゃないですか。アントワネット様は悪いことをしたわけじゃないんだし……」
そう駄々をこねるマリアを見て、リトネは悟った。
(ああ、マリアは貴族のお嬢様として育てられたから、お金に不自由することがなかったんだな。だから『借金』ってどういうことなのかわかってないみたいだ。これは教育が必要だな……)
アントワネットに同情して怒っているマリアを見て、そう結論づける。
「わかったわかった。ごめん。今忙しいから、この話はまたにしよう」
「……わかりました。きっとですよ」
ブンスカと怒りながら退出していくマリアを見送るリトネは、ため息をついて呼び鈴を鳴らしてメイド部隊を呼び出す。
「はい。お坊ちゃま、何か御用ですか?」
「実は……」
リトネが考えた、マリア教育プロジェクトが発動されるのだった。

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主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//
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ハイファンタジー〔ファンタジー〕
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連載(全795部)
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最終掲載日:2016/07/06 00:00
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
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最終掲載日:2016/05/15 22:28