映画の内容が理解できない。
映画館で映画を観ることは、ほとんどない。理由ははっきりしている。内容が理解できないからだ。
映画館で何度か映画を観たことがあるが、ほとんど理解できなかった。まず、登場人物の顔が覚えられない。同じAさんでも、普通の顔と笑っている顔と怒っている顔では、かなり違う。表情が違うと、もう誰だか分からなくなってしまう。
また、服装や髪型がシーンによって違うことがあるが、そうなるともう混乱してしまい、そこから先に進めなくなる。角度によってはその人物がAさんなのかBさんなのか分からないこともあり、話のスジどころではなくなってしまう。映画が観たいなと思うこともあるが、劣等生が物理の教科書を開くような心境になってしまい、やる前から「自分には無理だ」とあきらめ、結局観ないことが多い。
その点、マンガは違う。マンガでは、登場人物は終始同じ顔で現れる。髪型が変わることはほとんどないし、表情による人物判読不明の機会もほとんどない。
なにより、マンガでは、分からないときには、いくらでもページを読み返せる。分かるまで何度でも、同じページを読み返すことができる。映画ではそうはいかない。
(今の、どういう意味なんだろう?)
と思っても、映画は勝手に先へ進んでしまう。私は一度分からないことがあると、もうそこから先へは進めない。あとは「分からない話」がずっと続くだけであり、「早く終わらないかな」ということばかりを考えるようになる。
映画を観るとすれば、必ずテレビで観ることにしている。録画するのだ。分からないことがあれば、何度でも巻き戻しして、そのシーンを見直す。そうしないと、まったくスジが分からないのだ。そして、そうやってもなお、分からないことが多いのだ。今まで映画の内容が理解できたことは数回しかない。その数回の映画を私は「面白い」と思っているが、それは「面白い」のでもなんでもなく、ただ理解できて嬉しいだけかもしれない。
映画の内容が理解できない。というか、人間の顔自体を判別できない。
これではどの仕事もつとまらないはずだ。
5月 23rd, 2013 at 11:56 AM
映画やテレビドラマなどでは(少なくとも自分の興味があって見ているものでは)ないですが、このようなことはリアルの人間であります。学生のころはよく有りました。特に顔を合わす回数の少ない人では。
最近の映画やドラマなどではキャラクターの個性をハッキリさせる傾向が強いように感じますので(このような登場人物の個性がわかれている方がストーリーとして人気が出やすくわかりやすいのでしょう)、私は混乱はないです。
二条さんは、本をよく読まれるようですが、小説などのストーリーを理解するのが困難ということはないですか?
5月 24th, 2013 at 7:43 PM
あいささん
小説のストーリーが分からないということは、よくあります。理解できないように作者がいじわるしてるんじゃないの、と感じるほどです。
まあ、なにかが欠落しているのでしょう。。。
5月 25th, 2013 at 1:57 AM
辛いですよね;
私の場合は、人物の区別はかろうじてつくものの、登場人物が多いと混乱したり、
物語の進むスピードについていけなかったりします。
映画にもよりますね。
私は漫画でさえ、理解不能な作品が多く、友人が貸してくれた漫画がどうしても解らず、そのまま返した事がありましたが、なんとなく申し訳なかったです。
皆はあらゆる作品を理解出来て、楽しんだり、世界を広げたり、作品から考え方を身につけたりするのに、
私はついていけず、自分だけ違う世界に生きているような孤独感を味わった事があります。
自分は人と違うんだなと愕然としました。特に架空が舞台の作品が苦手で、その世界観は嫌いじゃなくても、何故か理解出来ない事が多いです。
損してるなあと、惨めになります^^;
5月 25th, 2013 at 10:24 AM
たしかに映画でも登場人物が やたら多くて なおかつ 早く進む物語は混乱しますね・・
顔を覚えられない・・こういう病気もあるようです・・
「失顔症」
人間の顔の特徴を記憶し、認識することができなくなってしまう病気
わたしは昔は漫画大好きで もちろん読み返すのも好きでしたが
最近は手に取るのも 嫌になりました。。
5月 27th, 2013 at 6:39 PM
ミントさん
たしかに、登場人物が多いと混乱しますよね。架空の話なんて、もっと分かりません。
でも、似たような人がいて、ちょっと安心しました。
5月 27th, 2013 at 6:41 PM
yukiさん
なるほど、私は病気かもしれませんね。
私も歳を取ったせいか、漫画からは離れましたね。。。