大人しいけど短気。

表情は穏やかだけど、実はかなり怒りっぽいほうである。小学生の頃は今よりもっと顕著で、とにかく周囲の人間から、

「短気は損気だよ!」

としきりに言われた。

今ではかなり感情を抑制するようになったが、気分を害しやすいという面は、まったく変わっていない。後ろからクラクションを鳴らされただけでも腹が立つし、駅の券売機で前の人がモタモタしていると、非常にイライラする。

なんでもかんでもひきこもりに関連づけるのは間違っているかもしれないけど、やはりこのように「精神の安定が崩れやすい」というのは問題だと思う。少しばかりのことに怒っていたら、世間では生きていけない。不愉快なことがあっても、普通通りの生活が営めるようにならないと、まともな社会人にはなれないだろう。

私は今まで三十以上の職業を経験してきたけれど、これは「人生経験が豊富」という意味ではない。「どの仕事もつとまらなかった」という意味である。およそ全ての仕事で、イヤなことに直面するたびにその仕事を放棄してきた。それには、この「怒りっぽい」という性質が大きく関与している。

こんなことがあった。

ある職場で、上司からこんなことを言われた。

「二条さんの悪い所を見つけました。あなたは不愉快なことがあると、それをすぐに顔に出してしまいます。そうすることは、お客さんにとても失礼なことです。必ず直して下さい」

こう言われた私は、その後しばらく、怒りが収まらなかった。そして、こう思った。

(あの上司にも欠点はある。仕返しに、明日あの上司に欠点を指摘してやる)

……こんなことをしているから、どの職場もつとまらないのだ。

冷静に考えれば、あの上司の言ったことは事実だった。私は不愉快なことに直面すると、それをダイレクトに顔に出してしまう。人間だから、それは仕方のないことかもしれないけど、社会ではそれを隠すべき場面もある。私は成人してもなお、それを習得してこなかった。社会性が欠落しているという意味で、落ち度は私にあったのだ。

「怒りっぽい」ということは「堪え性がない」という意味である。仕事を長く続ける上で、これは致命的だと思う。

父も母も、昨日も今日も、色んなことを堪えながら仕事したのだと思う。

そう思うと、自分も我慢しなければなあ、と思うのだ。

2 Responses to “大人しいけど短気。”

  1. 留美 Says:

    はじめまして。
    ひきこもりの男性に惹かれています。
    まだ知り合って数ヶ月、ネットのみで会った事はありません。
    突然、機嫌が悪くなり嫌味を言う事がよくあります。
    そして嫉妬が異常に強いと感じています。
    二条さんのように今までもてた事は無いそうです。
    二条さんも彼女に対して嫉妬が激しかったり、すぐに怒ったりする事がありますか?
    今後、どういう風すれば上手く付き合っていけるのか少し心配になっています。
    不躾な内容で申し訳ございません。

  2. 二条淳也 Says:

    留美さん

    はじめまして、こんにちは。

    やはり、ひきこもり男性に惹かれる女性って、結構いるんですね。

    私もかなりヤキモチ焼きですが、彼女はそうされることが嬉しいみたいなので、私たち二人の場合は問題ないんですよね。。。ヤキモチを焼かれないほうがイヤみたいです。

    どちらかというと、彼女のほうが私に対して嫉妬深いですね。電車の中で別の女性をチラッと見ただけでもプンプンしますし(笑)。

    私は古いタイプの人間なので、ネットで知り合った相手と付き合うことにどうも賛成できないのですが(スミマセン!)、とにかくコミュニケーションを沢山取ることでしょうかねえ。相手がどんな人なのか、理解していれば、大きな衝突にはならないと思うのです。

    誠実な人だといいですね。。。

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