2016年7月5日16時28分
7月5日、2日に投票が行われた豪総選挙の下院選(定数150)は、選挙管理委員会が5日、開票作業を再開した。ターンブル豪首相は、与党・保守連合(自由党、国民党)の過半数獲得を確信している、と語った。写真はシドニーで3日撮影(2016年 ロイター/David Gray)
[シドニー 5日 ロイター] - 2日に投票が行われた豪総選挙の下院選(定数150)は、選挙管理委員会が5日、開票作業を再開した。ターンブル豪首相は、与党・保守連合(自由党、国民党)の過半数獲得を確信している、と語った。
公共放送ABCによると、与党・保守連合の獲得議席数は68議席。一方の野党・労働党は67議席を確保しており、どちらも過半数の76に届いていない。
ターンブル首相はこの日、与党連合の過半数獲得を確信していると述べた上で、「首相および自由党党首として、選挙活動の全ての責任を取る意向であることを明確にする」と語った。
選挙結果の確定には数日、おそらくは数週間かかる可能性があるという。与党連合が苦戦していることで、早期解散に踏み切ったターンブル首相の賭けが裏目に出た格好。首相辞任を求める声も広がっている。
首相は政治的な安定を求めたが、独立系候補が躍進したことで、逆に不安定になった。500億豪ドル(約377億米ドル)規模の法人減税など、首相の経済改革案を議会で通すことは、一段と厳しくなった。
労働党のショーテン党首は、クイーンズランド州で記者団に対して「ターンブル首相はこの国に害を及ぼし、状況を不安定にした」と批判した上で、労働党は議会のすべての党と協力する用意があると述べた。
*内容を追加します。
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朝日新聞国際報道部
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