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【プロ野球】

内海、自身4連勝で巨人の連敗ストップ

2016年7月6日 紙面から

4勝目を挙げスタンドの声援に応える巨人・内海=東京ドームで

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◇巨人3−2阪神

 巨人が連敗を3で止めた。内海が自身4連勝で4勝目。打線は6回、失策絡みの好機で坂本の適時打、長野の犠飛、阿部の適時打で3点を奪った。阪神は6イニング11奪三振と力投のメッセンジャーを援護できず、守りでも足を引っ張った。

 巨人・内海が4度目の連敗ストップだ。7回途中1失点で4勝目。チームの連敗を3で止め、8カードぶりの初戦白星を引き寄せた。「カードの頭を勝てていないと新聞で知った。余計なプレッシャーをかけるなと思ったけど、勝ってよかった」。歓喜のお立ち台。内海は、安堵(あんど)感を漂わせた。

 変化球を低めに集め、丁寧に打たせてとるスタイルを徹底。6回まで阪神打線を2安打に抑え込んだ。試練が訪れたのは7回だ。1死から福留、北條と連打を浴び、中谷には3−0から6球を粘られ四球。満塁のピンチに指揮官は宮国に継投を決断した。

 「すいません…」。マウンドを降りるとき、内海の口が動いた。お立ち台でそれを指摘されると「毎回、イニングを投げきりたいと思っているんですけど…」と反省。ただ、打席でもセーフティーバントの構えやファウルで粘りを見せるなど、あくなき勝利への姿勢が実を結んだ。

 高橋監督も「1軍で投げるようになって、ほとんどゲームを作ってくれている」とベテランの安定感を評価。チームは3位に浮上したものの、首位・広島とのゲーム差は10・5差とその背中はまだまだ遠い。「この試合が起爆剤になれば…」と締めくくった内海。修羅場をくぐり抜けた男が、広島追撃への旗手となる。(園田佳子)

 

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