川原千夏子
2016年7月6日03時00分
先月下旬から県内外8カ所で開かれた浪江町の住民懇談会が5日、終了した。延べ1215人が出席し、57人が除染方法などについて質問や要望を寄せた。政府や東京電力への強い不信感をのぞかせる町民もいた。
ほぼ全ての会場で上がった質問が、政府が避難指示解除の目安とする追加被曝(ひばく)線量の「年間20ミリシーベルト以下」の基準について。長期目標では「年間1ミリシーベルト」を掲げており、町民から「二重基準だ」と強い反発が出た。
除染を巡っては「自宅を複数回除染しても線量が下がらない」「線量が低い地域だけ除染しても山林などの除染をしなければ、雨や風で線量が戻ってしまう」「自宅に戻りたいが、隣家の除染が手つかずで不安だ」といった声が上がった。
特例宿泊について、町は6月町…
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