みんな耐えてる。
年上の女性に惹かれるほうである。もう中年なのに、それでも年上の女性に魅力を感じる。女子高生などを見ても、まず何も感じない。母性愛の欠乏に起因していることは確実である。
何度も言うが、ひきこもりは親子関係が原因である。それ以外の理由もあるにはあるかもしれないが、根本的な原因は親子関係だと思う。両親から充分に受容された人がひきこもるとは思えないのだ。
私は心理学者でも精神科医でも何でもない。だから自分の心理分析が的を射ているとは思わない。だが、その一方で、一面での真理を言い当てているのではないかという想いもある。成人するまでに充分な自己肯定感を築けなかった人が、周囲からの拒否的反応に負けてひきこもり生活に入る。そんな感じだと思うのだ。
だが、その反面、こんなことも考える。
「両親から充分に愛された人は、この世にどれぐらいいるのだろう?」
みんな何でもない顔をして日常生活を送っているが、その「みんな」の中で、両親からたっぷり愛された人は、どれぐらいいるのだろう。実は、かなり少ないのではないか。みんな多かれ少なかれ、親からの愛情に飢えながら成長したのかもしれない。そう思うと、私は妙な勇気が湧いてくる。親に愛されなかったのは自分だけではないのだ。世の中には、親から愛されなかった人などいくらでもいる。それでもみんな、頑張って生きている。そう思うと、母性愛の欠乏など、取るに足らないことのように思えてくる。
彼女がいない男性は、その劣等感にとても苦しむ。私もそんな時期があったから分かるのだ。親からの愛にせよ、異性からの愛にせよ、「愛情の欠乏」はとてもつらいものである。たまに彼女が長年いない男性が、肉体だけの関係を積み上げて「自信」を獲得しようとするが、それはまずムダに終わるだろう。遊びで身体を重ねても、「女性から愛された」ことにはならないからである。
私は母性愛には恵まれなかったけれど、異性愛にはわりと恵まれたほうである。世の中には、そのどちらも得られていない人もいるかもしれない。それはとてもつらいことだろうけど、そんな人でも強く生きていることを知ると、多くの人が元気づけられるだろう。
「愛されなくても生きていける人」こそが、「本当に強い人」なのかもしれない。
11月 2nd, 2011 at 4:37 PM
私も何故かいつも年上の男性に惹かれてしまう傾向があります。
中学、高校生当時から好きになったり付き合う人は皆成人男性でしたし・・。今でも20歳以上年が離れてても、十分恋愛対象に入ります。やはり親との関係の因果率が関係しているのでしょうか?
11月 4th, 2011 at 6:14 PM
憂愛さん
憂愛さんも年上が好きですか。でも、女性の場合はそれが普通のようですから、心配ないですね。
親との関係は、かなりの確率で恋愛関係に影を落とすと思います。でも、それはごく普通のことかもしれません。
私的には、教え子に欲情している学校の先生に、病的な問題を感じますね。