ひきこもりに合った仕事。

ひきこもりの人が社会に出るとしたら、どんな仕事がいいだろう?

多くのひきこもりや、その家族が考えていることである。多くの人は「いつまでも、ひきこもってなんかいられない。いつかは正社員にならなければならない」と言う。だが、そうではないと思う。

高齢者介護の仕事をしたことがあるから分かるが、生涯を非正規雇用で生き抜いてきたという人は結構いる。男性で、だ。「いつかは正社員に」という言葉は、「世の中は正社員で構成されている」と信じ切っている人の考えではないか。

私は、生涯非正規雇用でも、いいと思う。「正社員にならなければ生きていけない」なんてことはなく、人間は非正規でも充分生きていけると思うからだ。

現代の日本にあって、正規と非正規の境目は極めて曖昧である。月収三十万円もらっているフリーターもいれば、月収十五万円の正社員もいる。各種保険もボーナスもない正社員はいくらでもいる。

「安定」という言葉もまた、幻想に近づきつつある。「安定している、安定している」などと言いながら、ほとんどの正社員はリストラに怯えている。元正社員のホームレスなど世の中にいくらでもいるのだ。「正社員になれば安定が待っている」ということ自体が、ウソなのだ。私の知っている正社員は旅行代理店で働いているのだが、手取りは十三万円で、ボーナスは一ヶ月分に過ぎない。昇給は年に二千円ほど。年収で見てもフリーター以下だ。そういう時代なのだ。

で、ひきこもりがどんな仕事をすれば良いかというと、「自宅でできる仕事」が一番現実的だと思う。人付き合いが苦手で、五年十年ひきこもっていた人が正社員になることは、色々な意味で不可能に近い。

であるならば、自宅でできる仕事を開拓するのが、最も合理的で現実的だと思うのだ。私もブログで収入を得られないか模索している。

一口に自宅でできる仕事といっても、内職詐欺などもあるため、簡単ではないが、間違いなく、自宅勤務が最も現実的だ。外の世界では五時間働けないひきこもりも、自宅でなら十時間働ける。私はそう思う。人にはそれぞれ、合った仕事と勤務形態があるのだ。

ひきこもりの皆さん。自宅でできる仕事を、私と一緒に模索しませんか?

4 Responses to “ひきこもりに合った仕事。”

  1. 引きこもりの息子に悩む母 Says:

    何とかしなくては…と
    焦る一方です!

  2. 二条淳也 Says:

    引きこもりの息子に悩む母さん

    そうでしょうね。

  3. JoeBlack Says:

    もうしそれができるならそうしたいです 早く抜けだしたい

  4. 二条淳也 Says:

    JoeBlackさん

    早く抜け出したいですよね……。

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