働くことに向いてない。

私は、明らかに働くことに向いていない。良好な対人関係を維持する能力がなく、なおかつ根気や理解力がない。一緒に働いている人は、そんな私に、例外なく腹を立てる。当然だろう。同じことを何度言われても同じミスをするのだから。

そして、そんなこと以上に、労働に向いていないと思うことがある。

私は睡眠時間が非常に長いのだ。休みの日は二十時間近く寝ているし、普段も、十二時間寝ることなどザラである。十二時間寝て、なおかつ私生活を充実させようと思うと、当然、労働に充てる時間は短くなる。一日に三時間働けばもう限界、といった感じである。

労働よりも睡眠と私生活の充実を優先させているのだから本末転倒というべきだが、私にはどうしてもこの二つが外せない。正直、睡眠時間が短く、充分なプライベートな時間がないと、私は生きていけない。六時間睡眠が三日続いたら、もう翌日は動けないし、私生活を犠牲にする日が三日続いたら、「なんのために生きているのだろう」といった強い疑問が湧く。睡眠と私生活は、私にとって労働よりも優先すべき事項なのだ。

おそらく、この考え方自体が非常識でおかしいことなのだろう。世の中の多くの人は、睡眠も私生活も犠牲にして働いている訳で、この二つを優先させていたら、まず充分な給料は望めなくなる。多くの人は「生きる」ことを最優先させているのであり、睡眠や私生活は二の次なのだ。

私もそうすべきなのだろうけど、そのような境地に立てない。睡眠不足と私生活の貧困は、私には耐え難いことであり、辞表を叩きつけるだけの充分な理由になる。逆に言えば、私にとっては「生きる」ということ自体が、優先すべき重要な事柄ではないのだ。私は、充分な睡眠と充分な私生活が保障されていれば生きるが、それがなければ死んでもいいと思っている。その程度の「生きる意欲」しか私は持ち得ていない。

働かなければ生きていけないけれど、それ以上に、私は長時間寝なければ生きていけないのだ。

今日もこれから長時間睡眠に旅立つが、「このまま目が覚めないで、死んでいますように」と思っている。

どうかこの願いが叶いますように……。

2 Responses to “働くことに向いてない。”

  1. Saki Says:

    こんばんは。
    ブログ主さんは、以前精神科に通院されていたそうですが、ADHDなどの発達障害の有無は検査されたのでしょうか…?

    もしかしたら、そうした先天性の発達障害によって生きにくさを感じていて、
    仕事にも影響が出るのかも知れません…。

    ブログを書きながら、分かっておられると思いますが、派遣会社のなかには、
    その日1日限りの単発アルバイトでも
    良いと言う会社があります。

  2. 二条淳也 Says:

    Sakiさん

    こんばんは。

    発達障害の検査などはしたことがありません。また、一日限りのバイトがあることは知っています。

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